2018年Q1現在、スマートスピーカーのシェアはどうなってる?Canalys社調べ

2018.5.25

市場調査会社canalys(https://www.canalys.com/)によると、世界のスマートスピーカー市場の中でGoogleが初めて首位にたったとのことです。

canalys資料

2018年の第一四半期で、全世界で販売されているスマートスピーカーの中でGoogleが首位を獲得。初めてAmazon以外のスマートスピーカーが首位を獲得したことになります。Amazonは2位に陥落しました。

Googleの成功は、サービスプロバイダーとパートナーシップを組んでユーザーにアプローチすることで、インドなどの新しい市場への出荷できた事が大きな鍵となっているとのことです。上の表を見ていただいても分かるように、Googleの成長率は2017年の第一四半期と比べても驚異の483%となっています。

また、2018年第一四半期に中国市場が盛り上がったため、GoogleとAmazonに次いで3位はAlibabaです。Alibaba社のスマートスピーカーTmall Genieは、2017年に100万台販売業績があったのですが、2018年に入ると第一四半期だけで110万台の販売に成功。

4位はXiaomiがランクインしています。

続いては、国別のスマートスピーカーシェア率を見ていきましょう。

canalys資料

全世界で販売されたスマートスピーカー900万台の内410万台はアメリカで販売されています。これは多いように見えるのですが、初めて国別のスマートスピーカーシェア率で50%を切りました。これは中国や韓国、インドなどでスマートスピーカーの販売台数が伸びた事が要因でしょう。

アメリカの主要なスマートスピーカーは日本でもお馴染みのGoogle Home,Amazon EchoやHome Podです。シェア率2位の中国では、Tmall Genie,XiaomiやJD.com社のLingLong DingDongとなっています。

以外にも多いのが3位の韓国。中国や韓国で使われているスマートスピーカーは日本では馴染みはありませんが、やはりLINEは韓国でも高い人気を誇っている事がわかりますね。

日本でも最近は割と普及はしてきましたが、世界での普及率や技術の発展、サービスの展開などをみるとまだ日本は追いついていないというのが現状です。ただやはり2017年と比べて販売台数も非常に伸びているので今後も世界中でどんどん普及していくことでしょう!

今後もスマートスピーカー市場には注目していきます!