LGからLine Clovaを搭載するスマートスピーカーが販売されるらしい

2017.11.27

↓ここにAmazon echoの画像があるよ

LG電子 ThinQHub

LG電子が発表していた自社のスマートスピーカーの音声AIアシスタントとして、LINE Clovaを搭載すると発表されました。搭載されるのは「LG ThinQ Hub」という商品で、もともとはLG電子が独自に開発していたDeep ThinQが搭載される予定でした。

LG ThinQ Hubとは?

LG電子 自社のスマート家電と連携するためのSmart ThinQ

LG ThinQ Hubのスピーカー本体はブラックまたはシャンパンゴールドから選択でき、他社のスマートスピーカーと同じく音楽再生や情報検索などの基本的な機能を備えています。独自の特徴として、本体上部に3.5インチのディスプレイにスマート家電との連携状態や時刻などの情報を表示できるようになっている点です。

また、自社販売するSmart ThinQブランドのスマート家電との連携も行うことができます。もともとLG電子では、Smart ThinQというブランドでスマート家電を販売していました。例えば、電子レンジであれば温め加減の判断をしたり、掃除機であればゴミかどうかを判断したりするようなものです。

このSmart ThinQはAmazon AlexaやGoogleアシスタントとの互換性を持った機器から操作できるのですが、これを自社製の音声AIアシスタントに置き換えて操作するためにDeep ThinQが開発されていたのです。

スマートスピーカーの中身をごっそり入れ替えるスゴさ

LG電子 ThinQHubにClova搭載

発売前の製品の仕様変更を発表することは、特に珍しいことではありません。しかし、スマートスピーカーに搭載する音声AIアシスタントを変更するとなれば話は別。それって結局、商品の中身を全く別のものに入れ替えるに等しいので驚きました。

これができたのも、LG電子とNAVERがAI分野で協力することを約束していたため。LG電子の自社製品より、先行して製品が発売されたLINE Clova Waveのノウハウを活用する目的があったのかもしれませんね。

ちなみに知っているかもしれませんが、LINEは韓国にあるNAVERの子会社なのだそう。LINE Clovaが投入できたのは、このつながりがあってこそでしょう。