Alexaスキルでリワードが獲得できるスキルの条件とは?どうぶつABCの報酬が大幅減額!

2018.9.19

2018年7月より始まった、Amazon Alexaスキルリワード。

その月のユーザーエンゲージメント率などによって優秀なスキルにはAmazonからリワード(報酬)がもらえるプログラムですね。smartioもいくつかAlexaスキルを制作・公開していますが、8月に初めてリワード12万円を獲得しました。

8月もらえたらから、この調子で9月も同額くらいもらえるだろう!と思っていました。たしかに、9月もありがたいことにリワードを獲得。ですが、報酬は約3万円にがくっと下がってしまいました

正直結構ショックが大きかったですが、『まあ始まってまだ2ヶ月目だし、データをチェックして傾向を見てみよう!』というプラスの方向に考えることに。

ということで今回は、8月・9月にリワードを獲得した時の前月のデータを公表し、傾向を見つけたいと思います。

※表示しているデータはAmazon Developerで確認できるデータも分かりづらく100%正確な数字とは言えませんので予めご了承くださいませ。

リワード獲得の鍵となるデータを分析してみた

リワードデータ

少し見づらくて申し訳ないのですが、こちらはリワードの獲得対象となった「7月」と「8月」のスキルインストール数、平均発話数、総発話数などの日毎のデータです。日毎で見ても少し分かりづらいので、下記の表にまとめました。

 7月8月
新規ユーザー 368ユーザー 67ユーザー
平均発話回数 44.61回 46.75回
ユニークユーザー 432人 232人
リテンション 27.9% 14.3%
リワード額 122,112円 37,234円

※リテンションとは:インストールしているユーザーの総数から、起動してくれたユーザーの割合を示す数字。総ユーザー数 ÷ ユニークユーザー(UU) = リテンション(つまりアクティブユーザーの割合)

以上のようにリワードを獲得した7月と8月ではデータが大きく異なってきます。

7月と8月では新規ユーザー数が大きく変化していますね。5~7月に関しては一月に300ユーザー~400ユーザーがインストールしてくれていましたが、8月以降はインストール数ががくっと下がってしまいました。

理由としては、同じ英語学習スキルの「オールイヤーズイングリッシュ」がAlexaスキルストアにてバナーで紹介されていたという事もあったかと思います。内容は違えど、知名度のある英会話ポッドキャストなので少なからずそちらにユーザーが流れた事は確かでしょう。

やはり同じ土俵で知名度のあるネームでスキルを出されたり、ストアにてバナー紹介されるとちょっと厳しいですね…

リワードの額に大きく関わる数字はどこ?

Amazon Developerで見れるデータってかなり少ないですよね。そこから、リワードの額に大きく関わるのは、

  • 新規ユーザー数の多さ
  • リピーターユーザーの多さ

まず7月のデータから言うと、新規ユーザーは368人となっており多い方だと思います。368人のユーザーが増えていることと、既存のユーザーが使ってくれたこともありUUは432人。これまでインストールしていた約70人の方が再度スキルを立ち上げて利用してくれた事に。

リテンションの27.9%に関しては決して高い数字とは言えません。よって7月のリワード12万円は恐らく「新規ユーザー数の多さ」が肝になっていると予想。

それと比べて、8月は新規ユーザー数が大幅に減少しています。それに加えてリテンションも14.3%まで下降。これが大きくリワードの報酬額を減らして原因だとおもっております。

また、「リピーターユーザーの多さ」が大事と言いましたが、他のAmazon Alexaスキルデベロッパーさんのお話を聞いていると、新規ユーザーが多いというよりも「リピートして使われるスキル」が多いことが分かりました。

つまりは、

リワードデータ

こういう事でしょう。まあ分かりきった事をはっきりと言っただけですが(笑)

新規ユーザー数の獲得を狙ってスキルを作るというよりは、本当に便利でリテンションが高くなるようなスキルを使えばインストール数は自ずと伸びてくるのではないでしょうか。ここで紹介したデータをぜひ参考に、ご自身のスキルと照らし合わせてみてください。

進展があればまた紹介します!

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