キッチンがオールスマート化したら変わる「食」のこと

2018.9.19

時間の長短はあれど、多くの人はほぼ毎日キッチンに立ちます。

自分だけならともかく家族全員分のごはんを作る方は、仕事を終えて家に帰って1時間以上キッチンに立つ、なんてこともザラにあります。仮に朝ごはんの準備も入れて1日1時間~2時間キッチンに立つとしたら、家に居る時間のかなりの時間を使っていることになるわけです。

もしこれをグッと短縮出来たら・・・。そう思った人も多いのでしょう。今キッチンのスマート化はどんどん進んでいます。

スマートキッチンができること

シャープの「COCORO KITCHEN」、クックパッドのレシピ連動調味料サーバー「OiCy Taste」など、アプリと連動して料理を手助けしてくれるプロダクトが話題になってきました。

OiCy Taste

調理時間を人が入力しなくても、画像認識で見た目をAIが判定していい感じに焼いてくれるというもの。もっと言うと、人間に代わって調理ロボットが調理をすると言うことも可能になりつつあります。

今までは人間がレシピを見ながら、または経験則で「焼き加減はこのぐらいでOKだな」と思って焼いていたのを、機械が人の代わりに完璧にオペレーションできるのです。これにより、フライパンや鍋に具材を切って入れた時点で人の作業工程はオシマイ。自由に使える時間も増え、これまで手が回らなかった他のこともできるようになります。これがスマートキッチンのひとまずの目標地点じゃないでしょうか。

仕事も自動化が進むように、家事も大部分が自動化されていくのです。

とはいえ、料理の目的はそれぞれ

そう、とは言えですよ。単に節約するための手段としてやっている人もいれば、料理の作業を愛する人、はたまた「子供と一緒にご飯をつくる」といったコミュニケーション手段として料理をしてる人もいます。

書くいう筆者も料理が好きで、わざわざ手間をかけて遠回りしたりします。

もちろんそれはそれでいいのですが、やっぱり人は手間がなくなると、別のとこにリソースを使える生き物なんです。

例えば、煮込む時間や焼く時間、手間がなくなると、食材選びや調味料に拘りだすかもしれませんし、要はもっとおいしくて健康的な料理をつくるように進化するんじゃないかと思うわけです。

スマートキッチンは、こだわりや楽しみを奪って効率化を目指すものではなく、より料理を生活を進化させるために使うものなのです。

スマートキッチンの理念

先述したように、スマートキッチンの理念・目的は、料理を自動化することももちろんですが、それよりも「料理を楽しくすること」にあるような気がします。

全自動化じゃなくても、味付けだけは自分でやりたい!盛り付けは完璧にやりたい!などの細かいニーズにも応えることができれば、もっと料理が簡単で楽しいものになるでしょう。

手間が省けた時間でテーブルセッティングに気をかけるでも良し。そういう食に対する幅が広がればいいですよね。

スマートキッチンによって今できているレベルのことを実現するのが簡単になり、ずっと火を気にしなくてよくなったり、煮る時間を気にしなくてよくなったり、さらにメニューに悩む時間が減ると、そのぶんもっと健康にいいものをつくれたり、もっと家族が喜ぶものをつくる、という気持ちの余裕が生まれるわけです。

これを実現してくれるのこそがスマートキッチンですよね!

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