Amazonからダメ出し!「アリさん解体新書」スキルを再申請!

アリさん解体新書再申請

どうも、Smartio開発部研究員のシバトウです。

前回はせっかく作ったスキルを全国の皆さんのAmazon Echoに導入させるため、「アリさん解体新書」のAlexaスキルを公開申請していました。こんな簡単な対話スキル。Amazonさんは簡単に通してくれるだろうと思ったのですが…。

なんとまさかのダメ出しつきで、審査通過ならず!これまでの「アリさん解体新書」の進捗は以下の記事を見てみてくださいね!

今回はAmazonからのダメ出しされた内容と、それを改善する方法を紹介していきます。それでは、今回もお付き合いくださいね!

スキル公開の再申請に向けて

今回指摘を受けたのは、大きく分けて3つ。「ユーザーとの対話」、「スキルの停止方法」、「スキルのエラー」についての指摘でした。公開を行うためには、指摘された内容をきちんと改善しなければなりません。

1.ユーザーとの対話に関するもの

Alexaスキル ユーザーとの対話に関する修正

「対話」というのは全てのスキルで欠かせない要素になります!Alexaに何かを問いかけ、それに対しAlexaが答えを返す。これが基本なのです。

今回開発したアリさん解体新書も、Alexaとの対話を行うスキル。このユーザーと対話を行う部分についてAmazonさんから指摘がありました。

発話例が足りない!

まずユーザーが開発したスキルを利用するとき、どのような質問をするかを想定しなければなりません。Alexaスキルではその質問を「対話モデル」として設定します。今回はその対話モデルに設定した発話例が少なすぎるとの指摘を受けました。ユーザーが様々な方法で、Alexaに話しかけてくることを想定する必要があるわけです。

その点確かに、今振り返ってみると3つだけは少なすぎたなぁと思います。もっと多くの質問の受け方ができるよう、これを25例まで増やし改善しましたよ!

これだけ大幅に発話例を強化して対応状況を増やせば、この指摘はクリアできるかなと思っています。

ヘルプ利用やセッション継続

ユーザーが「ヘルプ」というと、スキルの使い方の説明をAlexaがしてくれます。また、対話を何度も繰り返すときは「セッション継続」することで、ユーザーの次の応答を待つことができます。

今回はこれらの場合の応答に問題があると指摘されました。会話がまだ継続しているのか、ユーザーを混乱させてしまうことがその理由なんです。

これに対する対処方法はとても簡単で、応答の最後にユーザーの発話を促すように変更すれば大丈夫。つまり、次に話すのはユーザーの番だと分からせてあげればいいんです。会話のキャッチボールって大事ですね!

2.スキルの停止方法に関するもの

Alexaスキル スキルの停止方法に関する修正

スキルを使っていると、何らかの理由でAlexaを止めたくなりますよね。Alexaスキルでは「ストップ」や「キャンセル」ということで、このような場面でスムーズにスキルを終了させるような仕組みが整っています。

次はこのようなスキルの停止方法に関する指摘を紹介していきます。

ストップやキャンセルの受付

アリさん解体新書では「アリの名前」と「特徴(大きさまたは重さ)」の2つを聞くようにしています。この2つを満たして、回答を出すという流れのスキルです。

アリの名前だけ受け取った後にスキルを停止しようとすると、ユーザーの意図を無視して「何が知りたいのか」を延々と聞き続けていることが判明…。

これは流石に対話として、まずいですよね!これに対してはきちんとストップやキャンセルを受け付けるよう、インテントと呼ばれるものを設定しました。

3.スキルのエラーに関するもの

Alexaスキル スキルのエラーに関する修正

上記以外に指摘される内容として、Alexaと対話をしているときにスキルの動作が停止したり会話が成り立たなくなるというものがあります。スキルで想定できていなかった例外が、エラーとして指摘されるイメージですね。

undefinedエラー

簡単に言えば、ユーザーの言葉をAlexaがうまく認識してくれなかったときに起きてしまうエラーのことです。Amazonから指摘があったということは、このエラーがアリさん解体新書で起きていたということ…。

このエラーが発生すると「アリのundefinedは~」という応答を返してしまうのです。まるで会話が成立しません。Alexaが認識できなかったことを考え、undefinedという解釈をされたときに別のセリフを読ませるようにしました!

これで、今回指摘された内容の修正が完了しました!

スキルの再申請完了!次はどうなる!?

[申請完了画像]

AmazonのAlexaスキルの審査では、どこがダメだったのかをしっかり指摘してくれます。これは非常にありがたく、次回スキルを作成する際の知識にもなります。指摘された部分をしっかりと修正し、「アリさん解体新書」のスキル再申請が無事に完了しました。

またダメ出しを食らって修正を行ってみると、管理画面のテキスト入力によるテストと実機とでは挙動が異なることに気が付きました。実際に公開するまでに、Amazon Echoの実機テストを行うことをおすすめします!

[追伸]:この後スキルの再審査を無事通ることができました!ぜひAlexaアプリから「アリさん解体新書」を検索して、使ってみてくださいね!

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