わが家をスマートホーム化に!でも大掛かりな工事をしたり、家電を買い替えたりとかはあまり一般的ではありませんよね。お金や労力もかかりますし、大変です…
そこで活躍するのが、ボタンロボット『マイクロボットプッシュ』。スイッチを押して起動する家電や照明のスイッチなど、押せるものはなんでもスマート化する事ができちゃうんですねー。
実物と実際に使ってみた動画がこちらです。
今回はこのマイクロボットプッシュを動画のように音声で操作をできるようにする方法を紹介!
この記事の目次クリックすると該当箇所へ飛べます。
1.マイクロボットプッシュってなに?
こちらがマイクロボットプッシュです。単純明快ですね。スマートフォンアプリや音声を使って遠隔で物理的にボタンを押せるロボット。アナログですが、使いようによっては非常に便利です!
1−1家電を操作するために必要なもの
- マイクロボットプッシュ
- Prota HUB
- スマホ用マイクロボットプッシュアプリ
- スマホ用Protaアプリ
- IFTTT
今回の記事のように、Amazo Echo(アマゾンエコー)を使ってマイクロボットプッシュを操作するには、Protaというハブ(Amazon Echoとマイクロボットプッシュの中継機)も必要になります。
では実際に導入方法を見ていきましょう!
2.マイクロボットプッシュとProtaの設定方法
動作させるまでの設定の流れは以下のようになります。
- マイクロボットプッシュの設定
- Protaの設定
- Amazon Echoの設定
- 音声でマイクロボットプッシュを操作
いくつかアプリをインストールして設定しなければいけないので、順を追って説明をしていきましょう!まずは、マイクロボットプッシュのアプリから説明をしていきます。
2-1マイクロボットプッシュアプリの設定方法
マイクロボットプッシュの中身はこのようになっています。箱から出して設定をしていきましょう!
まずはマイクロボットプッシュのアプリをスマートフォンにインストールしてください。上のリンクからもインストールできます。インストールをしたら、まずマイクロボットプッシュ本体の電源を入れましょう!
上画像を見てもらうと分かるように、本体の後ろ側にスイッチがあります。電源を入れるための棒も付属してるので安心してください。では、電源を入れたらアプリに戻りましょう!
アプリに戻り、先ほど起動させたマイクロボットプッシュ本体をペアリングしていきます。オレンジ枠で囲っている『ダイレクトペアリング』をタップすると、本体が検出されるのでタップしてペアリングを完了させましょう!
ペアリングが完了すると、上画像(中)のように表示されます。ボタンの画像をタップするとボタンが動くので、これでスマートフォンアプリから操作する事ができるようになりましたね!
次に、Amazon Echo(アマゾンエコー)とマイクロボットプッシュとをつなぐ中継機の役割を果たす『Prota(プロタ)』の設定を解説していきます。
2-2Protaアプリの設定方法
続いて、中継機の役割を果たすProtaをマイクロボットと接続していきましょう!これがないとAmazon Echo(アマゾンエコー)から操作することはできないです。
まずはProtaのスマートフォンアプリをダウンロードしましょう。上のリンクからもダウンロード画面へと移れます。
アプリをダウンロードした後は、Prota(プロタ)の電源を入れて、アプリを起動させましょう!アプリのメニューから+アイコンをタップして購入したプロタを繋げてください。上画像(右)のように設定するプロタタイプを選択してください。と表示されるので、プロタSを選びましょう。
まずは、登録するメールアドレスを入力した後に、Protaを繋げるネットワーク情報を入力してください。普段使っている家のWi-Fiの名前とパスワードを入力しましょう。
設定および利用する前に確認すべき注意点
接続するネットワークに関しては、2.4GHzが推奨されています。2.4GHzとはWi-Fiネットワークの中で(環境で異なりますが)『Buffalo-A-✕✕✕✕』や『Buffalo-G-✕✕✕✕』などと、『A』と『G』が表示されている事があるかと思いますが、この場合『G』が2.4GHz
その後は、ProtaのSSIDに接続してくれと表示されます。プロタのランプが赤と青で交互に点滅している状態(APモード)になっているかを確認した後に、スマートフォンのWi-Fi設定画面からProtaのWi-Fi(上画像では、Prota−7e7e)に接続しましょう!
接続が完了すると、Protaが先ほど設定したWi-Fiにつなぎ始めます。接続が完了した後は、『こんにちは』と表示され再度設定が始まるので進めていきましょう。
『メールアドレス登録』『プロタの名前設定』『パスワード設定』と進めていきます。各項目入力した後は、『次に』をタップして次に進んでください!
以上でProtaとProtaアプリの設定は完了しました。続いては、Protaとマイクロボットプッシュを繋げる設定をしていきます。
2-3Protaとマイクロボットを連携させる
Protaアプリの設定が完了したら上画像のようなページへと移ります。マジックボットプッシュの電源が入っていれば上画像(右)の上部にあるように『近くでマイクロボットを発見しました。』と表示されるので、『今すぐペアリング』をタップして次へ進みましょう。
デバイスが見つからない場合は?
もしデバイスが発見できずにマイクロボットのペアリングができない場合には、Protaアプリ右上部にあるアイコンからアップデートを行ってみてください。
ペアリングを開始すると、マジックボットとProta上部のランプが光り始めます。マイクロボットの上の丸くなっている箇所をタッチしてペアリングを完了させましょう!
『ペアリング完了』と表示されれば、Protaとマジックボットの連携は完了です。ただ、このProtaとマジックボットの連携で上手くいかずに手間取ってしまいました。もしかしたら、同じような体験をされた方は多いかもしれませんので、対処法を紹介します!
Protaとマジックボットのペアリングができない場合は?
上手くペアリングができずに、Protaのリセットなども試してみましたが上手くいきませんでした。ただ、マジックボットの電源をOFFにした後にONに戻した後、マジックボット上部の丸い箇所を赤く点滅するまで長押ししてリセットしました。
そうすると、簡単にペアリングできるではないですか!『ペアリングができない!』という方はぜひ試してみてください。
3.IFTTTを登録してAlexaと連携させる
ではここからは、Amazon Echoで音声操作ができるようにするための設定です。Amazon Echoと言えばAlexaスキルですが、マイクロボットプッシュを操作できるスキルは無いため、IFTTTを利用していきます!
IFTTTとは、○○をしたら△△をする、というように2つのサービスを繋げてくれるものです。ここでは、スイッチをつけてと言ったらマイクロボットでスイッチを押すという設定を作って、Alexaで使えるようにしていきましょう!
まずはIFTTTアプリをインストールしてアカウントを作ってください。
IFTTTにログインをしたら、下のメニューから『Applets』を選択、画面右上の+アイコンをタップしてください(上画像-左)。そうすると、if,this,the,thatと表示されるページが開きますが、ここで『this』を選択しましょう!
IFTTTに対応しているいろんなアプリケーションが表示されますが、上の検索バーから『amazon』と検索して『Amazon Alexa』を選んでください。
先ほど、if,this,the,thatとあったのでお気づきの方もいるとは思いますが、ここからは『もし、これをしたら』という設定を作っていきます。
上画像(左)で、『Say a specific phrase』を選択してください。特定のフレーズを言った場合にということですね。『Connect』を選択して次に進んでください。
そうすると灰色のページになりますが、ここに話しかけるフレーズを入力していきます。今回はマイクロボットプッシュにスイッチを入れてもらいたいので、『スイッチをいれて』と設定しました。
次に『that』を設定していきます。先ほど設定したフレーズを言った時の動作ですね。
こちらも先ほどんと同様にIFTTTに対応しているアプリケーションが多数あるので、上の検索から『micro』と入力してもらい『MicroBot Push for Prota』を選択しましょう!
アプリケーションはめちゃくちゃあるので検索した方が圧倒的に早いです!
『MicroBot Push for Prota』を選択しましたが、先ほど設定した『スイッチを入れて』と言った時のマイクロボットでの動作を設定します。
スイッチを入れてもらいたいので、『Press MicroBot』を選択しています。次の画面へ移り『Connect』をタップしてください。
ProtaのWebページへと飛びます。上画像(右)のように『このページをProta Space”で開きますか?』と表示されるので、開くを選択してアプリを開いてください。
Protaのアプリ画面へと開くので、こちらから設定していきます。先ほどProtaの設定で登録したデバイスが表示されているのでそちらを選択すると、上画像(左)のように『This Prota doesn’t seem to have the requiered app.Do you want to search on the App Libraries.』と表示されます。
簡単に翻訳しますと、『Protaは許可されてないアプリだ。だからApp Librariesで探すかい?』という感じです。OKを押してIFTTTをインストールしましょう!
IFTTTをインストールした後に『開ける』をタップして次に進んでください!もう少しで連携が完了しますよ!
開くとこちらのページが開きます。『MicroBot Push fot Prota』を選択してどんどん先へ進みましょう!
MicroBot Push for ProtaのIFTTTページへと移ります。ここで『Connect』を選択して次へ進むと、登録するMicroBotの選択と、プレスの持続時間を設定する画面となるので、最後の設定をしていきます。
『Which MicroBot』を選択すると、Protaで登録しているMicroBotが表示されます。ここで動かすデバイスを選択しましょう。また、プレスの持続時間も合わせて設定してください。デフォルトでは1秒となっています!
設定をしたら、ページ右上の『Next』をタップして次に進みましょう。
最終確認です。上画像では『If you say”Alexa trigger スイッチをいれて”,then press MicroBot』と書いてあります。『もし”アレクサ、トリガースイッチをいれて”と言ったらMicroBotでプッシュをする』という設定です。
最後に『Finish』ボタンをクリックして、Onになれば登録したIFTTTが有効となり、Amazon Echo(アマゾンエコー)経由で使えるようになります。
4.登録したIFTTTをAmazon Echoで使ってみる
このような長い設定をしてできたのが、こちらです。
やっとできました。設定の時には『スイッチをつけて』と登録していましたが、『スイッチ』に変えました。これで全然スマートじゃない家電をスマート家電っぽく操作する事ができます!(結構アナログですが)
IFTTT経由となれば、『Trigger(トリガー)』というワードを言わなくてはいけません。Amazon Ehco(アマゾンエコー)に話しかける例としては、
マイクロボットを起動させる話しかけ方例
- アレクサ、トリガー、スイッチをつけて(IFTTTで登録したワード)
- アレクサ、スイッチをつけて(IFTTTで登録したワード)をトリガー
このように、『トリガー』という必要があります。IFTTTではトリガーを先に言うように表示されていますが、実際のところ後付けでも問題ありません!
今回のAmazon Echo(アマゾンエコー)でマイクロボットプッシュを動かす方法ですが、アプリを3つも(Alexa入れると4つ)入れなくてはいけないですし、デバイスの連携なども多く結構めんどうではありました。
ですが最初にやってしまえば後からは楽なので、最初だけ!と思って設定してみてはいかがでしょうか?マイクロボットプッシュで苦労以上の効果が見られるでしょう!