スマートスピーカーとはiPhoneのSiri、AndroidスマホのGoogleアシスタントのような「音声アシスタント」が搭載されているスピーカーのことです。話しかけて指示を出すことであなたの生活をサポートしてくれるスピーカーとなっています。
ここではそんなスマートスピーカーの「違いが分からない」「どれを買えばいいの?」というあなたのために、専門メディアのわれわれsmartioが失敗しないスマートスピーカーの選び方をご紹介します!
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先程も言ったようにたくさんの種類のスマートスピーカーが発売されていますが、結論から言うとエントリーモデルでもハイエンドモデルでもそこまで大きな差はありません!
ですがそう言われると余計迷ってしまいますよね。なのでここからはスマートスピーカーのちょっとした違いを解説しつつ、選ぶポイントを紹介していきます!
選ぶポイントは以下の3つです。
- 音声アシスタントから選ぶ
- ディスプレイ付きかどうかで選ぶ
- 音質の良さで選ぶ
スマートスピーカー選びの代表的な3つのポイントで選び方を解説しつつ、最後に価格も含めたコストパフォーマンスも考えて総合的におすすめのスマートスピーカーを紹介しているのでぜひご覧ください!
自分に合ったスマートスピーカーを選ぼう選ぶポイントを解説
まず説明をしておかないといけないのはやはり、搭載されている『音声アシスタント』の違いについてです!
音声アシスタントで利用できるサービスやガジェットが違う!
ご存知かもしれませんが、日本で販売されているスマートスピーカーの主要な音声アシスタントは『Amazon Alexa』『Googleアシスタント』『LINE Clova』の3種です。スピーカーの頭脳だと思ってください。
まず簡単にこの3つの音声アシスタントについて紹介をしておきます。
- Amazon Alexa
- Amazonが開発、提供している音声アシスタント
- Amazon Primeサービスや音楽などAmazonが提供しているサービスを利用できるのが特徴。
- 何事もこなせるオールラウンダータイプ
- Google Assistant
- Googleが開発、提供している音声アシスタント
- Androidユーザーの方は馴染みがある。こちらはGoogle関連サービスとの連携が強み。
- 賢く知識が豊富な優等生タイプ
- LINE Clova
- LINEが開発、提供している音声アシスタント
- 通話機能やLINEメッセージが使える。コミュニケーションデバイスとしての能力が高い。
- コミュニケーション特化タイプ
ざっと各音声アシスタントの特徴を紹介するとこのような感じです。やはり自分たちのサービスをそのままスマートスピーカーでも利用できるようにしている点が分かりますね。
基本的に家電の音声操作はどの音声アシスタントでもできますが、音声アシスタントによって得意不得意があるのも事実。例えばGoogleアシスタントはGoogleのサービスに強いので、地図で場所を調べるといったことは得意、という具合です。
その中でも分かりやすいのが『利用できる音楽サービス』の違いです!
POINT.01音声アシスタントによって利用できる音楽サービスが変わってくる
各音声アシスタントで利用できる音楽サービスは以下の通りです。自分が使っている音楽サービスがどの音声アシスタントで使えるのかチェックしてみましょう!
音楽サービスで音声アシスタントを見てみると、一番Amazon Alexaが対応している音楽サービスが多いですね。
- 音楽サービスから選ぶのもあり
- 各音声アシスタントで利用できる音楽サービスは以上となっています。この中から普段から使っている音楽サービスに対応している音声アシスタントが搭載されたスマートスピーカーを選ぶのが分かりやすい選び方ですね。
ただ、スマートフォンとBluetooth接続をして音楽を再生できるため、逆に何も気にせず選ぶパターンもありです!もちろん対応していれば話しかけるだけでそのまま再生できますが、こういう使い方もあります。
またAmazon Alexaシリーズで言えばAmazon EchoでAmazon Music Unlimitedが使える安価のEchoプランというものも。普段はLINE MusicだけどAlexaが欲しい人はこの『Echoプラン』を有効活用してみましょう。
POINT.02連携できるスマートガジェットが変わってくる
スマートスピーカーとは別に「スマートリモコン」という商品を使えばいま使っている家電を声だけで操作できるようになったり、「スマートランプ」という商品があれば照明のON/OFFや明るさの変更も話しかけるだけでできるようになります。
これはスマートスピーカーに搭載されている音声アシスタントに対応している商品を使うからです。
図解するとこのようになります。Amazon Alexa搭載のスマートスピーカーを使っていてもGoogleアシスタントにだけ対応しているスマートガジェットは連携して使うことができないということです!
- 対応商品が多いアシスタントで選ぶのもあり
- 現在では音声アシスタントに対応しているスマートガジェットがたくさん販売されてきていますが、『Amazon Alexa』『Googleアシスタント』対応のガジェットは多く今後も増えていく可能性が高い。また、『LINE Clova』はまだ対応ガジェットは少ないが徐々に増え始めたという印象です。
今後、スマートスピーカーを皮切りにスマートホーム化したいとお考えであればAmazon AlexaやGoogleを選んでおけばまず間違い無いということに。もちろんLINE Clovaにも純正のスマートガジェットがあるのでご心配なく。
ざっくりと音声アシスタントの違いを紹介していきましたが、大きく分けて『Amazon Alexa / Googleアシスタント』にするのか、『LINE Clova』にするのかに分類されますね。
ディスプレイ搭載モデルだと楽しみの幅が広がる!
先程はスマートスピーカーの頭脳(音声アシスタント)の話をしましたが、今度は本体についての話です。スマートスピーカーは大きく分けて『ディスプレイ搭載モデル』と『ディスプレイ非搭載モデル』があります。
ここからはディスプレイがあることでどんな事ができるようになるのかを簡単に説明していきますね。
POINT.01情報がディスプレイ上に表示されるから分かりやすい
まずディスプレイがあることで情報を目で見て確認することができます。会話が聞き取れないケースも当然あります。例えば天気を調べたとき、1週間の天気を読み上げられても覚えられないんです。でもそれって、画面に表示されるだけで解決しますよね?
タッチディスプレイなのでタッチ操作も可能です。
また内蔵カメラがあれば、
このようにお互いの顔を見ながらビデオ通話をすることもできます。
POINT.02対応している動画サービスを楽しめる
またディスプレイがあると動画を見ることも!これはどのディスプレイ搭載スマートスピーカーでもできますが、こちらも音楽サービスと同様に音声アシスタントによって対応している動画サービスが違います。
対応している動画サービスは以下のとおり。
Amazon Alexa | ・Prime Video ・YouTube |
---|---|
Googleアシスタント | ・YouTube ・Netflix ・Hulu ・U-NEXT |
LINE Clova | ・YouTube ・AbemaTV |
基本的にどの音声アシスタントでもYouTubeは再生できますが、Googleアシスタントだけ標準のアプリケーションが開くため使いやすいです(AlexaとClovaはWebブラウザが起動しYouTubeが見られる仕組み)。
- 動画サービスから選ぶのもあり
- 声だけですぐ再生できるので、便利で結構使う頻度も多いです!そのため、Amazon Prime会員ならAlexa、Netflix会員ならGoogleなど動画サービスを中心に選ぶのもあり。
ですがディスプレイ付きデバイスは中堅モデル以上となってくるのでコストや自分の使い方を考えて、ディスプレイは必要無いと思えばディスプレイ非搭載モデルを選択しても大丈夫でしょう!違いはディスプレイがあるかないかです。
スピーカーの音質が良いのかどうか
スマートスピーカーのちょっとした違いと選ぶポイントの3つ目は『スマートスピーカーの音質』についてです!
これに関しては様々なスマートスピーカーを使ってきた感想として紹介をしていきますが、基本的に価格が高くなるほど音質は良くなると思っていただいて大丈夫です。
Amazon EchoシリーズやGoogle Homeシリーズ、LINE Clovaシリーズにもハイエンドモデルのスピーカーは音が綺麗です。ただエントリーモデルとなる低価格帯のスピーカーでも普通に音楽を聴く分には申し分無いスペックとなっています。
- smartio編集部
- 糸山
- ライターからのコメント
- あとちょっとした見分け方ですが、底面積が大きく重たいスマートスピーカーは置いているテーブルにより振動が伝わりやすいため聴いていて迫力は増しますよ!
買って間違い無いスマートスピーカー!モデル別で紹介
ここまでスマートスピーカーの失敗しない選び方を紹介していきましたが、ここからは買って間違い無いスマートスピーカーを紹介していきます。
初めての人向けのエントリーモデル1台目のスピーカーとして選んで間違い無し:Amazon Echo Dot(3rd)
- 搭載音声アシスタント
- エントリーモデルでも機能は一緒
- Amazon Echo dot(3rd)
- ¥5,980
ディスプレイ | × |
---|---|
カラー | サンドストーン、チャコール、プラム、ヘザーグレー |
スピーカー | 0.6インチスピーカー |
カメラ内蔵 | × |
対応音楽サービス | Prime Music、Apple Music、Spotify(有料会員のみ)、Amazon Music Unlimited、dヒッツ、うたパス、AWA |
3.5mmステレオジャック | あり |
Alexa搭載スマートスピーカー「Amazon Echo」シリーズの大人気モデル『Amazon Echo Dot(3rd)』です。名前にもある通り3代目(3rd)のEcho Dotシリーズとなっています。
立ち位置としてはこれからスマートスピーカーを使い始める人でも手が出しやすいエントリーモデルとなっていますが、オールラウンダータイプの音声アシスタント『Amazon Alexa』が搭載されているためみなさんがよく使う「音楽の再生」「天気・ニュースを聞く」「家電の操作」などはできるのでご安心ください!
できる事は上位モデルとさほど変わらないコストパフォーマンス抜群の1台です。
デスクの上やテレビの前に置いておいても邪魔にならないサイズ感なので、これこそ置き場所を選びません。低価格帯で性能も良いスマートスピーカーをお探しであれば、Echo Dot(3rd)が一番おすすめです!
またAmazon Alexaにあなたが普段使っている音楽サービスが対応していなくても、月額380円で6,500万曲が聴けるAmazon Music Unlimitedが使えるEchoプランがあるのも魅力的。
- smartio編集部
- 糸山
- ライターからのコメント
- やはりAmazon Echo Dot(3rd)は選んでおいて間違い無いスマートスピーカーですね。価格も5,000円台と安価な事や、ウェイクワードが「アレクサ」と呼びやすいことも踏まえると初めてのスマートスピーカーとしては十分におすすめできます。エントリーモデルならEcho Dot1択です。
- Amazonセール情報
- 2月28日(金)23:59まで1台分の価格で2台目が手に入るキャンペーンを実施中(詳細を見る)です。さらには、アレクサ対応のスマートホームガジェットがお得に買えるキャンペーンも23日(日)まで実施!(詳細を見る)
ミドルモデル欲しい人向け1万円以下で手に入るAlexa搭載ミドルモデル:Amazon Echo Show5
- 搭載音声アシスタント
- 5.5インチディスプレイ搭載
- Amazon Echo Show 5
- ¥9,980
ディスプレイ | 5.5インチタッチディスプレイ |
---|---|
カラー | サンドストーン、チャコール |
スピーカー | 1.65インチインチフルレンジスピーカー |
カメラ内蔵 | ○ |
対応音楽サービス | Prime Music、Apple Music、Spotify(有料会員のみ)、Amazon Music Unlimited、dヒッツ、うたパス、AWA |
対応動画サービス | Prime Video、YouTube |
3.5mmステレオジャック | あり |
エントリーモデルよりも良いスペックを選んでおきたい方は「Amazon Echo Show5」がおすすめです!5.5インチのディスプレイ付きスマートスピーカーとなっており、画面があるからこその強みもあります。
画面があるからこそ、YouTubeを楽しんだり、Amazon Prime会員であれば「Prime Video」で映画を見たりもできます。キッチンでレシピ動画を見ながら料理をしたり、ベッドサイドに置いて寝る前に動画を楽しんだりと。
しかもディスプレイ搭載モデルであるにも関わらず9,980円ということもあり、コスパお化けのスマートスピーカーです。
- smartio編集部
- 糸山
- ライターからのコメント
- Amazon Echo Show5は人気が高いですよね。5.5インチと決して大きいとは言えないディスプレイサイズですがあって損は無いです。むしろ非ディスプレイ付きスピーカーを買った後に画面付きが欲しくなる可能性が少しでもあるようであれば、最初からEcho Show5にしておくべきですね。
ミドルモデル欲しい人向け動画サービスが充実しているミドルモデル:Google Nest Hub
- 搭載音声アシスタント
- 多数の動画サービスに対応
- Google Nest Hub
- ¥15,400
ディスプレイ | 7インチタッチディスプレイ |
---|---|
カラー | チョーク、チャコール、コーラル、アクア |
スピーカー | フルレンジスピーカー |
カメラ内蔵 | × |
対応音楽サービス | Google Play Music、YouTube Music、Spotify(有料・無料会員ともに)、うたパス |
対応動画サービス | YouTube、Netflix、Hulu、U-NEXT |
3.5mmステレオジャック | なし |
Googleアシスタント搭載のスマートスピーカー『Google Nest Hub』!さきほど紹介しましたが、Googleアシスタントでは利用できる動画サービスが非常に多いです。
YouTubeを気軽に再生できるのでキッチンでレシピ動画を見ながら料理するのも良いですし、ベッドサイドに置いておいて寝る前にNetflixで海外ドラマを見るのも良いですね!
サイズも大きすぎない7インチなので置き場所にもあまり困らないのもGoogle Nest Hubの魅力。ちなみに上位モデルの10インチディスプレイが搭載されたGoogle Nest Hub Max(公式ページ)もあります。
- smartio編集部
- 柴藤
- ライターからのコメント
- Google Nest HubはGoogle初のディスプレイ付きスマートスピーカー!YouTubeの使いやすさはやはりGoogleだなと言える商品です。動画だけでは無く、ルート検索や施設検索、調べ物ができるのもGoogleならではの特色。自分が話しかけた内容がリアルタイムでディスプレイ上に表示されるのも使いやすくて良い!
こだわりたい派のハイエンドモデルAmazon Alexa搭載の最上位モデル:Amazon Echo Show
- 搭載音声アシスタント
- Dolby Audioにも対応
- Amazon Echo Show
- ¥27,980
ディスプレイ | 10.1インチタッチディスプレイ |
---|---|
カラー | サンドストーン、チャコール |
スピーカー | 2.2インチ 10W スピーカー x 2、パッシブラジエーター |
カメラ内蔵 | ○ |
対応音楽サービス | Prime Music、Apple Music、Spotify(有料会員のみ)、Amazon Music Unlimited、dヒッツ、うたパス、AWA |
対応動画サービス | Prime Video、YouTube |
3.5mmステレオジャック | なし |
Alexa搭載のハイエンドモデルを選ぶならAlexa搭載のスマートスピーカー『Amazon Echo Show』がおすすめです!さきほど紹介したEcho Show5の兄貴分となり、音質にも定評があります。
Echo ShowはDolby Audioにも対応しており、低音から高音までクリアに聞こえるため自宅で音楽を楽しむにしても十分なスペックです。また、画面サイズは10.1インチとスマートスピーカーの中でも最高クラスの大きさ。
10.1インチもあればタブレットと同じくらいのサイズにもなるので、YouTubeで動画を見たり、映画を見るのもノンストレスで楽しめます!画質もHDなのできれいです。
またスマート家電を簡単にセットアップできる「スマートホームハブが内蔵」されているため自宅をスマートホーム化する際にも便利です。スマートホームハブに関しては、Amazon Echo Plus / Echo Showに内蔵されているスマートホームハブってなに?こちらをご覧ください。
筆者もかれこれ1年ほどEcho Showを使っていますが、これぞAmazon Echoのハイエンドモデルと言えます。どうせ買うなら上位モデルが欲しいという方にはこのEcho Showがおすすめです!
- smartio編集部
- 繁永
- ライターからのコメント
- Echo Showはディスプレイ搭載モデルの中でも音質はかなり良い方です!低音もばっちり出ていますし音の幅が広い。液晶も大きく画質もきれいなので動画も見やすいです。これぞ上位モデルというスペックになっています。
買って間違いないスマートスピーカーまとめ
さてスマートスピーカーの失敗しない選び方と、それを踏まえたおすすめを紹介していきました!いかがだったでしょうか。
この記事で紹介した「買って間違いないスマートスピーカー」まとめると、
-
- 1台目として選らんで間違い無し
- Amazon Echo Dot(3rd)¥5,980
レビューを見る・購入する -
- 1万円以下で手に入る画面付きモデル
- Amazon Echo Show5¥9,980
レビューを見る・購入する -
- 動画を楽しむならGoogleミドルモデル
- Google Nest Hub¥15,400
レビューを見る・購入する -
- こだわりたいハイエンドモデル
- Amazon Echo Show¥27,980
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このようになりました。基本的に音声アシスタントはAmazon AlexaかGoogleアシスタントを選んでおけばまず間違いは無いということと、エントリーモデルでもさほど大きな機能の差は無いということが分かったでしょうか?
それでもまだ迷っている方は、まずはエントリーモデルのEcho Dot(3rd)を試しに使ってみることをおすすめします!後々スマートスピーカーを追加で購入したとしても各部屋やキッチンとリビングなどで使い分けられるので便利ですよ。
では記事は以上となります。あなたもひと足先にスマートライフを過ごしましょう!