Amazon Alexaに新しいサービスが追加されましたね!その名も「Alexa Blueprints(アレクサブループリント)」です。
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なんでもAlexa Blueprintsはプログラミング(コーディング)不要でスキルを開発できるツールです。ただパーソナルスキルとなるため個人専用となります(他の人は有効化できない)。なので、ホームパーティや家族でご飯を食べる時に、楽しいトリビアやゲームのクイズを作れるようになってます。
プラグラミング不要でAlexaスキルを開発できる「Storiline」というツールもありますが、それよりももっと簡単です。もちろん簡単なのでできることもかなり限られてきますが…
まあ百聞は一見に如かずということで、実際にAlexa Blueprintsを使って個人専用スキルを作ってみましょう!
この記事の目次クリックすると該当箇所へ飛べます。
1.Alexa Blueprintsでスキルを作る!
Amazon BluePrintsでは、既存のテンプレートにそって自分なりにカスタマイズしてスキルを作成します。
- Custom Q&A(カスタムQ&A)
- Fairy Tale(物語)
- Houseguest(来客)
- Quiz(クイズ)
- Doubles Trouble(ダブルテート)
- Inspirations(インスピレーション)
- Burns(バーン)
- First Letter(ファーストレター)
- Family Jokes(ファミリージョーク)
- Trivia(トリビア)
- Birthday Trivia(バースデートリビア)
- Bachelorette Party(女子独身パーティー)
- Compliments(お世辞)
- Family Trivia(ファミリートリビア)
- Flashcards(フラッシュカード)
- Facts(事実)
- Babysitter(ベイビーシッター)
- Pet Sitter(ペットシッター)
- Sci-Fi(サイファイ)
- Fable(寓話)
- Adventure(アドベンチャー)
このように、いろいろなカテゴリーが最初から決まっており、この中から作成するスキルをどのテンプレートに落とし込むかを決めます。カテゴリーがこんなにあるのでおもしろそうなテンプレートもありそうです!
今回作成してみたのは、Trivia(トリビア)です!トリビアのスキル作成には「STEP1:CONTENT ▶︎ STEP2:EXPERIENCE ▶︎ STEP3:NAME」の流れで作成していきます。
1−1STEP1: CONTENT
まずログインしていない方はログインをしてくださいね。こちらはまだ米国版でしか対応をしていないため、Amazon.co.jpのアカウントではログインすることができないので注意してください!ログインする時にはAmazon.comのアカウントで!
さくほどのテンプレートが一覧で表示されている画面より、「Trivia」を選択して先へ進むと、
こちらのページが表示されます。オレンジ色の枠で囲っている「Make your own」をクリックして次へ進みましょう!
すると上画像のようにスキル制作ページへと移ります。テンプレートには基本的にサンプルが入っているため書き換えて制作をしていきましょう!
まずはQuestion(質問)の内容とAnswer(答え)を入力していきます。
試しに作ってみるのは、世界の国に関するトリビアクイズです(せかいのくにABCというスキルをこの間公開したばかりなので世界の雑学にいま詳しいです)。
Questio(質問)には「バナナの生産量が一番多い国はどこですか?」と「世界で一番大きな無人島がある国はどこですか?」という問題にしました。答えは、インドとカナダです。知ってましたか?
トリビアでは選択肢から選ぶ問題なので、それぞれ国名を入力しています。Add Answerから答えを追加できますが、最大で4つまで選択肢を入れられるみたいです。
「Follow-up fact」では、問題が終わったあとの補足テキストです。上の質問には「インドのバナナ生産量は約2,900万トンで東京ドーム30個分に水を入れた重さです。」と入力しています。これが問題の後に補足として読まれる仕組みです!
入力したら、ページ右上にある「Next:Experience」をクリックして進みましょう!
1−2STEP2: Experience
次にユーザー体験(効果音やAlexaが話す内容など)を決める項目へ進みます。
「Game Intro」では、スキルを起動させた時のウェルカムメッセージを入力します。その次にオレンジ色の枠で囲っている「With the messeage,Alexa plays this sound」で起動した時のサウンドエフェクト(効果音)を選択しましょう!
このように、200個以上の効果音から選択することができるので、1つ選びましょう。
次は、Alexaがプレイヤーへの挨拶を入力するところです。今回はそのままで進めていきます!ちなみに、[PlayerName]はスキルのバックエンドコードとなるので変更しないようにしましょう。
続いては、クイズに答えた際の「正解」と「不正解」の時に流す効果音を選択し、テキストを入力します。そのままでも問題なさそうだったので、今回は変更せずに進めました!
次に、ゲームが終了し、プレイヤーが勝った時の効果音も選択していきます。(選ばないといけない効果音多いですねw)
「Background Image」ではゲーム中の背景画像です。日本で発売されているAmazon Echoシリーズには液晶はないのになんで?と思うかもしれませんが、これはEcho Showのみ対応しています。日本でも早く発売して欲しいですねー。
このページの項目をすべて入力が完了したらページ右上にある「Next:Name」のボタンをクリックして最後のSTEPへと進みいましょう!
1−3STEP3: NAME
最後はスキルの名前を決めていきます!
こちらにスキルの名前を入力していきます。スキルの名前には以下の条件を満たす必要があるので注意しましょう!
- シンプルな英語
- 2〜3単語で構成
- ユニークな名前(他の公開済みスキルとは異なる)
- 英文字のみ
- アレクサのウェイクワードを使わない
- to,from,for,in,or,andなどの英単語は使わない
以上の条件にあった名前を入力して、ページ右上にある「Next:Create Skill」をクリックしてください!
こちらのページに切り替わり、30秒ほど経ってからスキルが完成します!
次の画面に切り替わると、オレンジ色の枠で囲っているところで「スキルはまだ作成中です」と書いてあります。先ほどで完了したかと思いきや、まだ終わってなかったみたいですw
しばらく待っていると、
このように、「Your Skill is ready」と表示されれば完了となります!
Alexaアプリから有効化スキルをチェックしてみると、PERSONAL SKILLという項目に上画像のように追加されていました!完成したということで、実際に使ってみましょう!
2.Amazon Blueprintsで作ったスキルを試してみた
プログラミング不要でAmazon Alexaスキルが作れる #alexablueprints で実際にスキルを作ってみました!#アマゾンエコー pic.twitter.com/MYaUf7s6mt
— smartio (@smartiolife) 2018年4月20日
実際に試してみましたが、ものの5分で作ったとは思えないほどのクオリティです。それよりもちゃんと動作して良かったですw
実際にAlexa Blueprintsを使ってみてデベロッパー(開発者)目線でみると、簡単なもの(特に家族で使うスキル)を作る際には非常に楽な印象でした。さらにプログラミング(コーディング)不要でスキルを作って動かせるので、それだけで楽しかったです!審査もいらないですし!
ただ、やはり公開ができない個人専用のスキルなので集客には使えないかなと思います。
今後も他のカテゴリーもチャレンジして作ってみるのでお楽しみに!