第1回Alexa道場(オンラインセミナー)に参加しました!

Alexa道場 第1回

皆さん、どうも。Smartio開発部のシバトウです。今回はAmazon主催のオンラインセミナー「Alexa道場」の第1回に参加したので、どんな内容だったかレポートしていきますね!

第1回Alexa道場(2018/3/23 開催)に参加!

初めてのオンラインセミナーとなったAlexa道場。第1回は「alexaについて知ろう」という題で、Alexaとはどのようなものか概要について学ぶものでした。Amazon Echo(アマゾンエコー)で何ができるか、またスキル(拡張機能)の仕組みについても学べましたよ!

[2018/3/27 追記]

3/27の第1回再放送分も視聴してみました!再放送と言えども、今回も生放送でした。参加者向けのアンケート結果とQ&Aの内容を除けば、放送内容は同一のものでしたね。

Amazon Echo(アマゾンエコー)で何ができる?

Amazon Echo(アマゾンエコー)には最初から本体に備わっている「標準機能」。そして本体にはない新たな機能を追加するための「スキル(拡張機能)」に分けられます。

1.Amazon Echoの標準機能

例えば「現在の時刻を聞く」や「アラームやタイマーの設定」といった最初から本体に備わっているので、いつでも使うことができます。このような機能のことを標準機能といいます。

2.スキル(拡張機能)追加でもっと楽しく

Alexaアプリ Web版スキルページ

Amazon Echoだけでできることは限られています。しかし「Alexaスキル(拡張機能)」をインストールすれば、新たな機能を追加することができます。例えば、JRの運行情報やピカチュウの音声のようなコンテンツは、Amazonが所有しているわけではありませんよね。

このようなコンテンツをスキルという形でインストールすることにより、Amazon Echo本体で使えるようになるというわけ。日本で公開されたスキルは2018年2月時点で450個以上、まだまだ増え続けていますよ!スキルはWebもしくはスマホ版のAlexaアプリからインストールできます。

アンケート・Q&Aのコーナー

また第1回のAlexa道場では参加者に対するアンケートが実施されたり、よくある質問への回答も行われました。

再放送では放送時間が違い、3/23放送はお昼12時からの開始に対して3/27放送は夕方18時からでしたね。それによる参加者の違いからか、アンケート結果は大きく変わっていました。Q&Aは初回放送時と違う内容に回答していましたよ!

1.アンケート

開催中は参加者に対するアンケートが2問出ていましたね。もちろん私も回答しましたよ!それぞれの質問内容と結果は以下の通りです。

もうAmazon Echoは手に入れた?

Amazon Echoを持っているか?のアンケート結果

この質問には、参加者の7割近くの人が入手していると回答。確かに年末や年初に比べれば、入手しやすくなった気がしますね。このシバトウも、つい先日Amazon Echo Dotの購入に当選したところです。

Amazon Echoを持っているか?のアンケート結果 3/27再放送時

こちらは3/27の再放送時のアンケート結果。結果は、なんと驚きの89%!夕方の放送だったため、仕事が終わってから見ていた人も多いのかもしれませんね。やはり、招待制の制限がだんだんと緩くなっていることを感じさせるものでした。

Amazon Echoシリーズの通常販売の解禁はぼちぼち、もう少し待って欲しいとも発言がありました。なので、あとしばらくは招待制販売が続きそうですね。

スキルを使ったことある?

スキルを使ったことある?のアンケート結果

実際にスキルを使ったことがある人も、7割近くという結果に。ただしスキルを使ったことの無い人だけでなく、Amazon Echoを入手していない人も含まれているので何とも言えませんね。

持っている人のほとんどが、スキルを使ったという見方もできるかもしれませんね。

スキルを使ったことある?のアンケート結果 3/27再放送時

こちらが3/27の再放送時のアンケート結果ですね。再放送時のEcho所有率と同様、85%と増えていましたね。やはり、多くの人が本体機能だけではなく、スキルを活用していることが分かりましたね!

2.Q&A

今日は第1回開催でAlexaの概要を知るためのものだったのですが、基本的で有用な質問への回答がされていたので紹介しますね!3/27の再放送分であらたに回答のあった分を追加しています!

日本語設定では英語を認識できないの?

こちらは日本語設定にしていれば、あくまで日本語での命令を受け付けるとのこと。「今日のWeatherは?」とルー語的に呼びかけても、Alexaは理解してくれないんですね。

どうしても英語で命令したい場合は、言語設定を英語に切り替えるしかないようです。

スキル作成にお金はかかるの?

これもスキル開発を始めるのにつきものな疑問ですよね。まず、開発に必要なAlexa Skills Kit(ASK)は無料。それだけでなく、Amazonの提供するAWS Lambdaを使えば月100万件のリクエストまで無料です。月100万リクエストがどのくらいか気になるかもしれませんが、開発するだけなら十分な量です。

さらに実際にスキルを公開してさえいれば、月100ドルをAmazonが負担してくれるAWSプロモーションクレジットの適用対象になります。急にリクエスト量が増えても安心ですね。

Alexaから音楽を流したりできますか?

3/27の再放送時に回答のあった、1つ目の質問。「Alexaから無料サービスなど、音楽を流したりできますか?」というもの。これに対しては、AmazonならAmazon Prime Musicで音楽を聴くこともできる。Music Unlimitedは(Prime会員料金とは別になるため)有料だが、さらに多くの曲を聴けるという回答でした。

これはSpotifyなどの無料サービスを想定した質問だと思いますが、日本語版のAlexaアプリではSpotifyは対応していないですね…。Echoシリーズに対応している音楽サービスについては、以下でまとめてみたので参考にしてください。

Alexaが反応しないときはどうしたらいいの?

3/27の再放送時に回答のあった、2つ目の質問の方。声をかけても、反応しなかったりうまく言葉が伝わらなかったりする状態がありますよね。

こういった場合の対策について、回答されてましたね。言葉の言い換えで伝わることもあれば、実はスピーカーに話しかける方向にも関係があるそう。Echoシリーズはスピーカー上端の周囲にマイクが設置されていて、声を発したところから一番マイクが反応にできているようになっています。そのため、真上から話しかけると複数のマイクで音を拾ってしまい、反応しなくなるそう。

他には「Alexa」と呼びかけた後は間を開けることや、スキルの起動時にはサンプル発話(起動させるためのキーワードのこと)をはっきりと言ってあげることも大事だと言っていましたね。

Alexaの仕組みと製品開発

今回のAlexa道場では、Alexaの音声処理や製品開発についても説明されていましたね。どのような流れで音声が処理されるかやAlexaの組み込んだ製品について理解が深まるはず。

ちょっと難しいし長くなるので、おまけ程度に読んでみてくださいね!

1.Alexaの音声処理

Alexaの音声処理

ユーザーの音声はリクエストの形で処理用のサーバーに送られ、レスポンスという形で答えが返ってくるようになっています。以下は、その流れについての説明です。

音声リクエストの送信

ユーザーの音声は、まずオレンジの矢印に沿って進んでいきます。Alexaとウェイクワードを呼び掛けた時から、処理を行うための録音が開始。まず最初にクラウドサーバー上にあるAlexaに送られます。

ここで音声AIアシスタントであるAlexaの自動音声認識(ASR)によって、ユーザー音声をテキスト化。そのテキストは自然言語理解(NLU)によって、設計した音声モデルに従いどのIntentやSlotを含んでいるかどうかが仕分けられるんです。

仕分けの済んだテキストデータは、エンドポイントと呼ばれるサーバーへ送信されます。エンドポイントとは文字通り、リクエストとして送ったデータの終点ですね!ここに送られてきたテキストデータをもとに、どのような返答を行うか処理を行います。

Alexaからのレスポンス

返答内容が用意できたら、今度はそのデータをAlexaに返します。返答内容はAlexaの音声合成(TTS)によって音声に戻されユーザーに伝わるというわけです。

返答はグラフィックスレンダリングを使い、ホームカードとしてAlexaアプリへ送ることもできるそうです。

3.Alexaを組み込んだ製品開発もできる!

Alexa ASKとAVS

Wifi環境・スピーカー・マイクさえあれば、Alexaを組み込んだ製品開発も可能。スキル開発用のASKに対し、製品開発用にAlexa Voice Service(AVS)という開発ツールも用意されています。

Alexaの組み込みは自動車・パソコン・テレビ・スマートフォンのような製品ですでに行われているので、日本でも目にする機会がだんだんと増えていくかもしれませんね!

まとめ

Alexa道場第1回まとめ

第1回のAlexa道場では、このようにAlexaを搭載したAmazon Echoで何ができるかやスキルの活用。そしてAlexa自体を製品に組み込むことができることが分かりました。Alexaについての知識が増え、より身近に感じたのではないでしょうか?少なくとも私は、そう感じています。

Alexa道場、次回内容は4月

3月27日開催分は第1回の内容と同じですが、4月からは実際に「スキル開発」が自分自身でできるようになるための内容になっていくそうです。Alexaでやってみたいことを自分の手で形にするって、ワクワクしますよね!

オンラインで手軽に学ぶことのできるAlexa道場、4月ももちろん参加してみるつもりです!

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