どうも、Smartio開発部研究員のシバトウです。
前回は世界一くだらないAlexaスキル「アリさん解体新書」の開発秘話、そして開発するにあたって気づいたことについて紹介しましたね!
そんなこんなで完成した、Smartio開発部のAlexaスキル。これを全国のAmazon Echoで使えるようにするという野望達成のため、実際に公開申請を行うことにしたんです!
この記事の目次クリックすると該当箇所へ飛べます。
はじめてのスキル公開申請!何をすればいい?
今回がはじめてのスキル制作だったので、もちろんスキルの公開申請をするのも初体験!いったい何をすればいいか手探りの状態で進めていったのですが、何とか公開申請が完了。2/19現在は審査待ちの状態まで来ています。
今回は申請内容の中でも先に準備しておいた方がよかったなという点、ここは気をつけて記載したほうがいいという点についてまとめました!
1.公開前に知っておくべき知識
スキルの公開申請で事前に確認すればよかったと強く感じたのは、なんといってもスキルの「アイコン」です!他の多くの項目は選択あるいは記述するものだったので、最悪その場で準備すればいいかなというところでした。
そして、スキル作成に当たって一番の大誤算は子ども向けにスキルが作れないということですね。これを最初に知ったときは、驚きましたよ!
アイコン画像に気をつけて!
まずスキル公開時に必要となるアイコンは、「小 (108px)」と「大 (512px)」の2種類。サイズは確かにこの2通りなのですが、実はとんでもない罠が待ち構えているのです。
それは用意した画像に対して、もれなく吹き出し画像がラッピングされる点。せっかく正方形一杯に表示されるようアイコンを用意しても、吹き出しが上に乗ってしまって見えなくなっちゃうんですね。これはまさに、”予想外”。
子ども向けのスキルは作れない!
Alexaスキルのコンテンツガイドラインで驚いたのは、なんと「13歳未満の子どもを対象にしたスキルを作ってはならない」ということ!スキル自体の目的もそうですが、説明文に子ども向けを示唆する文言があれば、1発で審査落ちするようです。
今回のアリさん解体新書はトリビア系のスキルとして出しているため、この点はクリアしていると思いたいですね。もし「アリさん」が子ども向け表現とされたときは、ターゲットに関する審査が相当厳しいと言えます。このあたりは実際に審査結果が返って来るのを待たなければ。
2.申請時に注意が必要な項目
前の項目で触れた通り、スキルの公開申請を行うときに必要な項目のほとんどが選択や記述を行うもの。ここでは特に気を付けて書くべきだと思った項目を抜粋していきます。
もしAmazonからダメ出しを食らったときは、新しい記事で詳細に書いていこうと思います。よろしくお願いしますね!
テストの手順
スキル公開申請時の審査がスムーズに行われるかどうかは、このテストの手順の内容をAmazon審査チームが理解してくれるかどうかにかかっているといってもいいでしょう。アリさん解体新書のような対話形式のものであれば、「○○を△△して」というような形でテストしてもらうように書けば大丈夫です。
厄介なのは、スキルを利用するのにアカウントへのログインや認証がある場合。その場合も、どのような手順を踏めばスキルをテストできるのかしっかり書いておきましょう。
サンプルフレーズ
サンプルフレーズとはすなわち、スキル呼び出しやスキル利用時に使う呪文のようなものを指します。「アレクサ、ピカチュウを呼んで」の部分と言えば、イメージしやすいはず!
実はこの項目こそ、スキルの公開申請を行う際に最も審査で指摘される項目と言われています。日本のAlexaチームがハンズオン等で言及してるので、間違いはないと思います。今回のアリさん解体新書のような対話スキルの場合は1つ目に起動時のフレーズ、2つ目3つ目に利用時のフレーズを書くのが正解。
3.公開申請完了!ただいま審査待ち
必要項目をすべて書き終わり、とりあえずはじめての公開審査に提出することができました。審査結果の報告は5営業日以内に返事があるそう。ちなみに、公開申請中は対話モデル等のスキルの編集が一切行えなくなる点に注意が必要です!
もし審査結果でAmazonからのダメ出しについては、また次の開発者ブログ記事で更新していきますね!