サムスンが去年買収していた家庭用・車載用オーディオ機器メーカーのハーマン社が、スマート車載情報システム「Connected by Harman」を開発した。
すでに高級車メーカーのマセラティとコラボし車内に組み込まれることが明らかとなっている。これからは家庭内の電化製品だけではなく、車のIoT化も進みそうだ。
サムスンの音声アシスタントBixbyの活躍
サムスンの音声アシスタントにはBixbyが使用されており、車から音声操作を行うことが可能。例えばユーザーが「仕事に行く」と言うだけでガレージの電気がつき、車のエンジンもスタートする。聞きたい音楽を再生することもできる。
また、IoTガジェットを接続するためのSmartThingsにも対応しているので、自宅のIoT製品と連携できることも特徴だ。
運転中に家にあるサムスン製のロボット掃除機をONしたり、冷蔵庫の内部カメラで中身を確認して仕事終わりに買い物する必要があるかどうかの確認に使える。
まだまだ課題も多い
車内でSmartThingsを通じて、家庭内の状況を確認するには視覚的な情報が多くなる。運転に集中を見ながら集中できるのかは疑問が生じる。さらに車をサムスンのアカウントに接続するので、セキュリティ面での問題も指摘されている。
音声操作できるスマートカーが道路を走る未来が見えてきたが、実用までに解決するべき課題はまだまだ多い。