全世界の旅行者の半分は音声検索を活用している!

2018.11.29

観光業界向けにプラットフォームを提供するTravelportのアンケート調査によれば、全世界の旅行者の半分が音声検索を利用していることが分かった。

旅行者の半数が音声検索を利用するアンケート結果の報道

旅行者の半数が音声検索を利用

旅行者の半数が音声検索を利用

2018年8月に25か国・16,000人の旅行者に行われたアンケートでは、旅行中に一度でも音声検索を使用したと回答した方が50%に達した。これは、2017年に行った調査から3%成長していることになる。

このうち中国とトルコの旅行者の音声検索を利用する割合が70%である一方、日本とヨーロッパの一部の国からの旅行者では2017年と比べ減少し40%にとどまった。

テクノロジーを好むインドで音声検索が急成長を続ける

インドでの音声検索の成長

インドからの旅行者においては音声検索を利用する割合が69%と高い結果になったが、これはインドという国がテクノロジーを好むという状況が反映されていると言える。若い世代はスマートフォンと共に成長しており、今後は音声検索が当たり前と感じる子どもが増加し成長を支えるものとみられている。

旅行業界も注目する音声検索

AmazonとMarriottとの提携では、各部屋にEcho Dotを設置

これらの音声検索の成長は、旅行業界から注目を集めている。例えばAmazonとMarriottとの提携を結んでおり、各部屋にスマートスピーカーEcho Dotを配置するようになった。またAlibabaもMarriottと提携しており、同じくスマートスピーカーTmall Genieを10万部屋に配置することが決まっている。

調査を行ったTravelportも、サービス利用者の旅行予約の半分が音声検索によるものと認識。日本にあるホテルチェーンもEcho Dotをおくなど、成長する音声検索への対応を行えば利用者増などプラスの効果が表れるのではないだろうか。