IoTが発展することで、私たちはより便利で快適で豊かな生活を得られるようになります。
家ももちろんその一つ。
現在、スマートスピーカーとスマートリモコンや音声アシスタント対応ガジェットの登場で、家電を声で操作するところまでは市販レベルで実現できます。
さてここから。
私たちの “イエ” は、どうなっていくのでしょう?smartio編集部が勝手に希望を盛り込んで予想してみます。
住宅は移動式になり、「動産」になる
まずは建物について。
少し前に流行ったタイニーハウスのように、小さいからこそ細部のデザインや材などにこだわった、自分が本当に落ち着くIoT空間、タイニースマートハウスがどんどん増えます。
郵便物がIT化された今、イギリスではこんなことが起き始めているそうです。
ロンドンの若い友達の何人かが、ボートハウスを購入して住みはじめてる。なんでも高すぎて家は購入できないし、住所不定でも郵便物はデジタルに処理できるから最適な決断なんだとか。昨日遊びに行ったボートハウスは、学者、医者、政治家の卵とかばっかりで、高学歴ノマドがここまで来たことに驚いた。 pic.twitter.com/yHcVBN9GfG
— Kyoko Iwaki (@KIIWAKII) 2018年9月9日
衛生はどうなの?とか気になるとこですが、細かいことは置いておいて、シェアハウス然りミニマリスト然り、生活拠点を転々とすることのハードルはどんどん下がっていくでしょう。
一軒家を買って一生定住。という幸せの象徴はもはや崩れかけてますしね。
このタイニースマートハウスは移動も処分もしやすいので、賃貸のように土地を借りて、そこに住居を置くという感じに。あ、今思いついたんですが、このタイニースマートハウスは「車」であり、道路を走って移動(=引っ越し)ができます!
そしてそして全国各地にタイニービレッジが出現します。タイニースマートハウスがシーンごとに集まる小さな村です。
アートに特化したアーティストビレッジ、起業家が集まるスタートアップビレッジ、子育てビレッジ、シアタービレッジなど、いろんな特色を持った名物ビレッジが続々と誕生し、生き方と住む場所をリンクできるようになります。
家の中は基本的に全自動
家の中では当然音声アシスタントとAIが幅を利かせています。
基本的にすべて音声で起動。家自体も自動運転機能がついている “車” です。ナビで目的地設定したらあとは生活を送っているだけで着くというのが理想。自動運転自体はもう手の届くとこにありますからね。
料理も自動化が現実味を帯びてますね。食材を入れてスタートボタンを押すだけで調理してくれるSHARPのCOCORO KITCHEN。これがもう少し進化し、様々な料理に対応します。
家電や買い物はもう音声でできますからね。(もう少し精度のアップデートがほしいところですが)
仕事はバーチャル出社が当たり前に
北米の不動産会社、eXp Realtyは現実世界に(ほぼ)オフィスがなく、物理的に出社する社員もほぼゼロ。企業活動のメイン(本社的な役割)となるオフィスがあるのはバーチャル世界の中という会社です。
社員の出社=ログインからのアバター出社。
VRオフィスには社員のアバターが集い、会議や研修が開かれます。社員間のコミュニケーションもVRの世界でとれます。これだと、住んでいるエリアを問わず必要な人材を採用できる利点がありますし、実際この会社は18年5月にはナスダックにも上場。業績も飛躍的に上がっています。
多くの企業はこういった労働形態になり、先に書いたように、例えば引っ越しドライブと仕事を同時に進められたりします。
あなたにとって理想の暮らしは?
時間差はあれど、こういった生活は少なからず実現しそうですよね。
アナログ志向の方はアナログな生活をするもよし。逆に時代に逆らって8時5時出社で成功する企業が注目されるもよし。
多様化の時代、いろんなことを認め合えてテクノロジーの真価が発揮される世の中になると、、、ワクワクしますね!