スマートスピーカーを使って、Webサービスで音声操作を行うための「IFTTT(イフト)」サービス。今回はLINEの投稿をスマートスピーカーから送れるようにしていこうかなと思います!
IFTTT(イフト)のサービスについて知らなかったり、まだIFTTT(イフト)をスマートスピーカーで利用するための準備が済んでいないなら、まず以下の記事を読んでくださいね!
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このサービスを利用する前に確認すべき注意点
- 2017年12月20日現在、Amazon Echo(Alexa)でIFTTTを連携させる場合に言語設定が日本語だと動作しないことが分かりました。
まずは実証結果から!こんな感じで、Twitterに音声だけでメッセージを送れちゃうんです!
私「Ok, Google!ツイートする。 音声で投稿」
Google Home「ツイッターで 音声 で 投稿 と投稿しました。」
音声 で 投稿
— smartio (@smartiolife) 2017年12月26日
このように、スマートスピーカーに話しかけるだけでTwitterを送ることに成功したんです!では、以下で実際にどのように設定するか、その方法を確認していきましょう!
1.Twitterを音声で投稿するときに必要なもの
- IFTTT(イフト)アカウント
- Twitterアカウント(送信先)
2.IFTTTアプレットを作成しよう!
Google Homeを使ってTwitterを音声操作するため、IFTTTサイトで「アプレット」を作成します!IFTTTサイトにログイン後、ユーザーネームを押したときに表示されるメニューの「New Applet(新しいアプレットの作成)」を選択して、次の画面に進みます。
Google Home用のアプレット設定
ここではGoogle Homeを使って、Gmailを送信するまでのIFTTT側の設定手順を説明していきます。では、さっそく進めていきましょう
トリガー(this)の設定
まずは、「何かアクションしたときに」Twitterを投稿してもらうよう、”this”の部分にトリガー(スタート地点)を設定します。今回のように音声で投稿するには、「Google Homeに声をかけたとき」をスタート地点とすれば大丈夫!”this”を押してGoogleと検索し、「Google Assistant」を選択してください!
Google Assistantのサービスでは、4個のトリガーから選択することができます。今回はGmailと同様に「Say a phrase with a text ingredient.(特定のフレーズとメッセージを言ったとき)」にしておきます。これを選択すると、Google Homeに対してTwitterの投稿内容を音声で伝えることができます。
トリガーの選択が完了したら、実際にGoogle Homeへ何と言ってTwitterにメッセージを送信してもらうか決めておきましょう。選択する項目は、以下の5つがあります。
①「What do you want to say?」:Google Homeに何と言ってTwitterを送ってもらうかを決めるところ。$マークは、送信する本文を音声で入力することを意味しています。$マークの前後に半角スペースを入れるようにしてください。
②「What’s another way to say it? (optional)」:任意で送信してもらうための他パターンの言い方を設定できます。
③「And another way? (optional)」:さらに任意でもうひとつ別パターンを設定できます。合計3パターンの設定ができるということですね。
④「What do you want the Assistant to say in response?」:Twitterを送信してもらった後にGoogleアシスタントにしゃべってほしい言葉を設定できます。この項目でも$マークを利用することができます。
⑤「Language(言語)」:必ずJapanese(日本語)にしておきましょう。この設定が英語だと、Googleアシスタントが英語をしゃべっていると誤認識してしまいます。
今回は①・④・⑤の設定を行いました。①には「ツイートする $」、④では「ツイッターで $ と投稿しました」と設定。最後に忘れずに⑤の言語設定をきちんとJapanese(日本語)にセット!
操作するサービス(that)の設定
次は音声で操作するサービス、つまり今回でいうとTwitterになりますね。”that”を押して、Twitterで検索。Twitterのサービスを押して次に進んでください。
IFTTTから初めてTwitterサービスを選択するときは、TwitterのアカウントでIFTTTを利用するための許可が必要です。利用したいアカウントにログインし、IFTTTでアカウントを利用するための許可を行いましょう。
Twitterにあらかじめログインしている場合は、許可ボタンを押すだけで完了してしまいます。ログインしているアカウントが正しいか、絶対に確認してくださいね!
Twitterアカウントで行うことを決めていきましょう!今回は音声でツイッターの内容を投稿したいので、Post a tweet(ツイートする)を選択します!
Post a tweetを選択したら、実際にツイートするの設定を行っていきましょう。設定と言っても、ツイートするのに必要なのはたった1つ!
「Post a tweet」:ツイートの内容を入力します。今回はGoogle Homeから音声で内容を決めてしまうので、デフォルトのTextFieldのままにします。
今回ツイッターの方では事実上設定することがありませんでしたね。ということで、一番下にあるCreate action(動作設定の作成)を押して次に進みましょう。
そして最後にReceive notifications when this Applet runs(作成したアプレットが動作したら通知を受け取るか)設定を確認して、Finish(完了)するとアプレットの作成はおしまい!これでGoogle Homeからツイートできるようになりました。
Google Homeから送信してみる
さぁ、ここまで設定が終わったら、今すぐGoogle Homeに「Ok, Google!ツイートする。Google Homeから初投稿」と話しかけてみてください。
私「Ok, Google!ツイートする。 音声で投稿」
Google Home「ツイッターで 音声 で 投稿 と投稿しました。」
音声 で 投稿
— smartio (@smartiolife) 2017年12月26日
こんな感じで、喋った内容がちゃんと投稿されていました。今回作ったアプレットの設定を応用すれば、日常での便利な使用方法も見えてきますよ!
3.文字通り「つぶや」こう!
ツイートすることは日本で「つぶやく」という言葉で浸透していますよね。スマートスピーカーがあれば文字通り「つぶやく」ことでツイートできるんです。
車の中で、キッチンで、手を使わずに気軽につぶやきましょう。
猫の手も借りたいなんて表現がありますが、今はまず手を借りる前に自分の口を使う時代が来ています。
IFTTT自体は英語サイトですが、簡単な設定でTwitter音声投稿ができました。これからも、IFTTTとの連携をどんどん試して記事にしていきますよ!