18年9月にリリースされたばかりのプログラミング不要のスマートスピーカースキル制作サービス、NOID。
早速NOIDを使ってスキルを制作~申請してみたので、ちょっと細かなレビューを書いてみます。また、以前から提供されていた米国発のスキル制作サービス「Storyline」との違いも解説します!
NOIDでスキル作成
まずカスタムスキル作成画面のファーストビュー。スタート・ヘルプ・ストップ・新規の4つのブロックが置いてあります。
ぱっと見でどこが何の役割か分かりますね。クリックするとブロックの中を編集でき、「+」や右上の「ブロック追加」で新規ブロックを追加していきます。
作成画面上にはマニュアルや説明はありませんが、それぞれのアイコンやボタンにカーソルを合わせたら説明が出てきます。これは親切!ちなみに拡声器マークはスピーカーの発話、マイクマークはユーザーの発話です。
ブロック編集画面右上のメニューバーを開くと、スピーカー発話の場合は「ランダム」、ユーザー発話の場合は「同意語」と出てきます。これで、スピーカーからランダムで喋らせたり、ユーザーの発話のバリエーションを拡充できます。
オーディオファイルもこの通り、ドラッグ&ドロップでアップできます。簡単。
申請画面も、NOID内で全部できます。Amazonのデベロッパーサービスだと、結構いろんなとこいじらなきゃいけませんが、NOIDはかなり簡単でした。特に迷うこともなく完了。
ここも例文が書いてあるのがありがたいです。
スキルアイコンは規定通り2通り(大と小)用意しなければなりませんが、ちゃんとAmazonスキルストアに合わせて勝手に丸くトリミングされた状態でプレビューできます。
これすごくありがたくて、正方形のままだと、角が切れて見えなくなるんですよね。ちゃんと丸くプレビューできるので、この時点で角がどのくらい切れてるのかが分かって、文字が隠れてたりした場合に修正できます。
10ブロックくらいの簡単なスキルを作ってみたのですが、所用時間は10分弱。予想通りでしたが本当にめっちゃ簡単です。説明書読まない派の人でもノンストレスで作れると思います。
NOIDを使った感想
NOIDを使ってみた感想を一言で言うならば、「親切」。
今回はタイピング音をひたすら聞けるっていうスキルを試しに作ってみたんですが、ものの10分で申請まで終わりました。
特に便利だった点は以下。
- ・マウスオーバーでボタンの解説が出てくる
- ・オーディオファイルをワンタッチでアップできる
- ・発話の横の●をドラッグするだけでブロックを繋げられる
- ・申請が超簡単
- ・スキルアイコンをアップしたら丸型でプレビューできる
強いて改良してほしい点を挙げるならば、ブラウザ上でテストできたら嬉しいという点。
案外どこが繋がってないかってやってみないと分からないことも多いので、それがWEBビューで確認出来たら御の字ですね。
NOIDとStorylineの違い
使い方も非常に似ていますが、親切度はNOIDが上という印象です。以下、NOIDとStorylineそれぞれの勝っている点です。
■NOID
・説明が親切
・当然だが全日本語
・申請の簡単さ
・オーディオファイルのアップ方法
■Storyline
・ブラウザ上でテストできる
・カスタムスキルは無制限で無料
・海外向けスキルが作れる
と言ったところでしょうか?
全くの初心者はどっちの方がいいかと言われたら、私はNOIDかなと思います。より親切・簡単に作れる工夫がいたるところに為されていて心地いい。
まだまだ近日公開の機能も多いですが、NOIDの製品ページを見ると、かなりいろんなことができそうですね。
SpotなどのディスプレイモデルやGoogleアシスタントにももうじきに対応予定と聞きましたので、今の内に使いこなしておくと、後にバージョンアップしたときに素早く複雑なスキルが作れるかもです。