ロサンゼルスに拠点を置く小規模なヘルスケアスタートアップのAiva Healthが、AmazonとGoogleから出資を受けたというニュース。
Aiva Healthは、患者や高齢者が介護者とより密なコンタクトを維持できるように、「Google Home」や「Amazon Echo」などスマートスピーカーの活用を提供する会社。このAiva Healthに投資したAmazonとGoogleの狙いは、音声アシスタントのエコシステムを強化することです。
AlexaやGoogle Assistantを使う企業をAmazonとGoogleが支援する今回のようなケースも今後どんどん増えるでしょうし、音声アシスタントを中心にいろんな企業が繋がり、社会にイノベーションを起こす。そんな時代になる道筋はとうに見えてますよね。
日本でも起きているイノベーション
日本でも、いろんな業界に音声アシスタントがまるで細胞液のように浸透していっています。
例えば不動産。
レオパレス21はグラモが開発した学習リモコン「iRemocon」を、レオパレス21に向けて専用設計し、「LeoRemocon(レオリモコン)」を物件に導入しています。昨年末から、こおスマートレオパレスルームを賃貸に出しています。
また、横浜市住宅供給公社とソフトバンクグループは新築分譲マンション「横浜MIDベースタワーレジデンス」の全戸に音声操作を導入。
eRemoteの会社、LinkJapanも、家やマンションをまるごとスマート化する「eLife」サービスを今秋にスタートさせます。
BtoBのサービスを企業が拡大させることで、このように一気にスマート化が進んでいるのが不動産業界なんです。
ほかにも、介護や育児など、人手が必要な業界において、音声アシスタントはさながら救世主になり得ます。
インターネットが家庭に普及し、スマホが個人に普及したように、音声アシスタントもこうやって当然のように私たちの生活に欠かせないものになっていくのです。
企業と企業のマッチングが社会をよくする
上記のように、得意分野を持つ企業同士がタッグを組むことでイノベーションは起こされます。
スキル開発に長けたデベロッパーを持つ会社とインフラ会社が組むことで、インフラを管理できるAlexaスキルが生まれる。
ハードウェア開発会社と優れた企画力を持つベンチャーが組むことで最高のVUIを持つガジェットが生まれる。
そんな企業同士の「出会い」を生むのもまた我々smartioの役割になるのかもしれません。音声アシスタントに関する技術、野心を持つ企業のみなさん、何か相談がありましたらsmartioはいつでも(できることなら)支援したします。
社会にイノベーションを起こす、その輪の中にsmartioも混ざりたい!一緒に盛り上げていきましょう!