Amazon・Google・LINEの3社の音声アシスタント、Alexa、Googleアシスタント、Clova。当然それぞれ得意分野と不得意分野があります。
3種のアシスタントの違いが分かれば、あなた自身の生活にどれがフィットするかが分かるはず。この記事では、それぞれの違いを解説していきます。
Alexa、Googleアシスタント、Clovaのできること・できないことを比較
まずはAlexa、Googleアシスタント、Clovaのできること・できないことの早見表です!
*マークがついているものは、ディスプレイ付きモデルのみ対応です。
項目 | Alexa | Clova | |
---|---|---|---|
ニュースの読み上げ | |||
天気の確認 | |||
会話(質問)の受け答え | |||
タイマー・アラーム設定 | |||
ショッピング | |||
買い物リスト作成 | |||
Googleカレンダーとの連携 | |||
スマート家電(デバイス)との連携 | (一部のみ) | ||
機能拡張アプリ(スキル)の有無 | |||
SNSサービスとの連携(Twitter, Facebookなど) | |||
LINEとの連携 | |||
インターネット電話 | * | ||
ビデオ通話 | * | * | * |
翻訳機能 |
現時点での調査ではこのような結果になりました。IFTTTなど、外部サービスは使わない前提の早見表なので、SNSとの連携なんかは不可能ではありません。今後本体のアップデートなどで、各スマートスピーカーのできること・できないことは変わってくると思います。
音楽・動画ストリーミングサービスの対応
それぞれ対応しているサブスクリプションサービスも違います。こちらも早見表で確認しましょう。
この表も*マークがついているものは、ディスプレイ付きモデルのみ対応です。
項目 | Alexa | Clova | |
---|---|---|---|
Amazon Prime Music対応 | |||
Google Play Music対応 | |||
LINE MUSIC対応 | |||
Spotify対応 | |||
Apple Music対応 | |||
YouTube視聴 | * | * | * |
AbemaTV視聴 | * | ||
Prime Video視聴 | * | ||
Netflix視聴 | * |
AbemaTVはサブスクではありませんが、Clova Deskの大きな特徴のひとつなので表に入れています。ちなみにClova DeskはAbemaTVが視聴できるのでまるでテレビのような使い方もできますね。
それぞれの得意分野
各製品においてスマートスピーカーに期待できる基本的な機能、つまり音楽再生・質問と回答・ニュースやメッセージの読み上げ・アラームやスケジュール確認といったことはできると考えて良いでしょう。
それを踏まえて、それぞれの色が出ていると思われる項目は以下です。
音声アシスタント | 得意分野 |
---|---|
Alexa | 家電操作などの拡張機能・マイクの性能 |
会話のインテリジェンス | |
Clova | コミュニケーション・子どものお世話 |
もちろん3種とも家電操作はできますし、質問にもちゃんと答えてくれます。あくまでも、他より得意である、という認識です。
ポイント
スマートスピーカーの購入を検討されている方は、得意分野と合わせてお使いのサービスの種類や普段よく使うサービスで検討するのがベターでしょう。例えばApple Musicを使っているならAlexa、Netflixに加入しているならGoogle、LINEビデオ通話をよく使うならClova、という具合です。
それぞれのディスプレイモデルの比較
スマートスピーカーをご検討の方で、ディスプレイ付きか否かで迷っている場合も多いのではないでしょうか。
smartio編集部の総意では「家に1台しか置かないなら絶対にディスプレイモデルがいい」なのですが、ディスプレイモデルも数種類あり、違いは当然あります。
ここもそれぞれの得意分野や特徴で比較してみましょう。
デバイス | 音声アシスタント | 特徴 |
---|---|---|
Amazon Echo Show | Alexa | 映画を見るのに便利な大きいディスプレイと高音質 |
Amazon Echo Show5 | Alexa | 1万円を切るコスパの良さ |
Google Nest Hub | デザイン性の高さ・壁紙のオシャレさ | |
Clova Desk | Clova | ビデオ通話やLINEメッセージができる点 |
こちらもそれぞれ対応サービスにより大きく特徴が異なります。
Amazon Echo Show5以外は値段にも大差ありませんが、Echo Show5の安さは群を抜いています。ちなみに画面サイズが小さいだけでEcho ShowとEcho Show5でできることはほとんど変わりません。音質には多少なりとも差はありますが。
smartio編集部では、なんとなく以下のような位置づけだと考えています。- Amazon Echo Show(5)・・・映画や動画を見たい方にオススメ
- Google Nest Hub・・・インテリアにこだわりたい人にオススメ
- Clova Desk・・・LINEビデオ通話をよくする人にオススメ
ポイント
ディスプレイモデルはテレビのようにも使えるし、リビングにもベッドサイドにも置ける汎用性の高さも備えています。もちろん家電操作もできるので、大は小を兼ねる意味合いでも、全種ともかなりオススメです。
それぞれのスマートスピーカーの詳細
Alexa / Amazon Echoシリーズ
Alexa対応の外部機器や家電もどんどん増え、家電操作などの拡張性に関しては他の追随を許さない音声アシスタント。家をまるごとスマート化したい。IoTでセキュリティを強化したい。などの場合はAlexaがオススメです!
あと、マイクの性能がピカイチ。どの角度から話しかけてもしっかり聴き取ってくれるのはかなりありがたいところです。
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Googleアシスタント / Google Home・Nestシリーズ
Googleアシスタントも、対応している外部機器は多いです。なにより、アシスタントの賢さや知識では最も優れています。
デザインはかなりよく、特にディスプレイモデルのNest Hubはかなりおしゃれです。見た目で選びたい人はGoogle超オススメです。もちろん、機能も申し分ありません。
- LINK
Clova / LINEシリーズ
どちらかというとAlexa・Googleの2種は近いですが、Clovaはちょっと立ち位置が違います。それは、コミュニケーションに強いという点。いつも使っているLINEの友人にメッセージや通話が使えるのはかなり便利です。
一方、外部の対応機器は少なめです。家電操作ならほとんど遜色なくおこなえますが、いろんな場所をスマート化するということにはあまり向いていません。(もちろん不可能ではない)
キャラクターデザインなど、より「パーソナル」なデバイスとして売り出されています。個人に1台というような使い方をしたい場合はとてもオススメできます。
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