『スマートスピーカーが欲しい!どうせ買うならスピーカーだし音質が良いやつが良いな』そう思いませんか?
今回はスマートスピーカー各種で実際に音楽を再生して、マイクで音を拾い波形にしてそれぞれの特徴を調べてみました!スピーカーによって違いは結構あったので是非チェックしてみてください。
ではさっそく見ていきましょう!
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1.スマートスピーカーの音質を波形でチェック
スマートスピーカーの音質を比較するために条件は一定にしました(※Home Podは例外)。波形をとった曲は、ジャスティンビーバーの『What do you mean』で、スピーカーから出た音をマイクで拾って分析しています。
波形の画像を切り取っている箇所はすべて曲の同じ箇所!聞いた私の意見も入っていますが、あくまで実際に聞いてみたいちユーザーの意見として捉えてもらえたらと思います!
さてどのような差が出てくるのでしょうか。ではさっそくスピーカー毎にチェックしていきましょう。
Amazon Echo Plus(アマゾンエコープラス)の音質
Alexa搭載のAmazon Echo Plus(アマゾンエコープラス)は、2.5インチ(63.5 mm)ウーファー、0.8インチ(20 mm)ツイーターを搭載しており、低音をならすウーファーだけでは無く高音にも配慮したスピーカー性能と言えます。
Amazon Echoシリーズの中では最もスピーカーの性能が良い事は間違いないですが、波形はどのようになっているでしょうか。波形はこちら!
この波形は左側が低音を表しており、右側が高音となっています。
アマゾンエコープラスの場合だと、低音はもう少しという感じではありますが高音、低音のバランスが良く出ていることが分かります。中音から高音も綺麗に出ているのでとてもバランスが良いスピーカーと言えるでしょう。
実際に聞いてみた感じでは、確かに中音から高音までが出ていて音がこもってなくクリアに聴こえる印象がありました!またジャンルも問わずにお使い頂けるスピーカーです。
実際に編集部の私もAmazon Echo Plusを使っていますが、以前は家でBOSEのスピーカーにスマートフォンを繋げて音楽を聞いていましたが、現在はAmazon Echoで聞いています。BOSEにも引けをとらない音質なので満足です!
SONY LF-S50G(ソニー)の音質
Googleアシスタント搭載のSONY LF-S50G(ソニー)では上向き(48mmフルレンジスピーカー)と下向き(53mmサブウーファー)に分離した「対向配置2ウェイスピーカーシステム」を採用しており、360℃どこにいても均一に音楽を楽しむことができる特徴があります!
国内の音響メーカーである『SONY』という事もあり音質にこだわっている事はまず間違いないですが、波形はどうなっているでしょうか。見てみましょう!
低音がやや強め!
低音がしっかりと出ている事に加えて、中音域が良く出ています。ただ波形を見るとアマゾンエコープラスと比べてみると高音が少しだけ弱い事が分かります。
ただ低音から中音域まできれいに出ているので、いろんなジャンルで幅広く使えそうな波形です!特に今回検証した洋楽とかであればソニーの魅力が更に引き出せそう。
聞いてみた印象では、とにかく音が立体的に聴こえてくるため非常に心地よかったです。アマゾンエコーと比べると音の厚みが違いました(ちなみに私はプロでもないのでいちユーザーの意見として聞いてください)
Google Home(グーグルホーム)の音質
Googleアシスタント搭載のGoogle Home(グーグルホーム)のスピーカーは2インチドライバ、2インチデュアルパッシブラジエーター搭載となっています。
今回検証するスピーカーの中では一番小さいですが、音質の方はどうなのでしょうか。さっさく波形をチェックしていきましょう!
波形で見てみると、高音はほぼ出ていないんじゃないかと思うほど弱く、低音から中間くらいの音で集中している感じです。高音が多いシンセサイズの音などはこもりがちになってしまうでしょうね。
今回比較検証した中でもっともスピーカーの質は悪いかなという波形です。
音質重視でスマートスピーカーを選びたい方にはあまりおすすめはしません。
Google Homeが気になっていたという方は、SONYでも同じ音声アシスタント「Google アシスタント」を搭載しているので、音質重視であればSONYをおすすめします!
LINE WAVE(ラインウェーブ)の音質
LINE Clova WAVE(ラインクローバウェーブ)は20Wウーファーと2ツイーターを搭載しているスマートスピーカーです。LINE社が出しているスピーカーで音声だけでLINEのやり取りができる特徴があります。
LINEなのであまりスピーカーの印象はないですが、音質はどのようになっているのでしょうか。チェックしてみましょう!
波形を見る限りでは、低音が少し弱く音が全体的にスカスカ気味になってしまっています。ただ、中音域から高音にかけては良く出ているため、きれいに音がきこえる印象です。
音を聞いた感じのイメージでは、アマゾンエコーのちょっと弱いスピーカーという印象です。音が綺麗に聴こえる事は間違いないのですが、どこか力が弱いという印象を受けました。
JBL LINK(ジェイビーエル)の音質
Google アシスタント搭載のJBL LINK 10。JBLが独自に開発した高性能フルレンジスピーカーを2基搭載しています。オーディオメーカーが開発したスマートスピーカーという事もあり、音質にこだわっている事はまず間違いないでしょう!
またこちらのスピーカーのすごいところは、バッテリー内蔵で持ち運びができる事と、防水性能(IPX7)を備えているのです。すごいでしょう?
機能はすごいけど音質はどうでしょうか。さっそく見ていきましょう。
こちらは低音ももちろんですが、高音もしっかりでています。ただSONYなどと比べると中音域が少し弱めな波形です。ただスピーカーの音質で言うとバランス良く音が出ているのでいろんなジャンルで音楽を聞く上ではまったくノンストレスなスピーカーと言えるのではないでしょうか。
JBL LINKは小柄なスピーカーながらも、音質は一人前でしたね。防水性能やバッテリー内蔵など、まさにアウトドアシーンでぜひ使いたい!音も大きいので、キャンプなどでも1台あれば大活躍しそうです!
Apple Home Pod(ホームポッド)の音質
Appleから発売されたスマートスピーカーHome Pod(ホームポッド)。注目を浴びているこのスピーカーは、上部にウーファーを配置しており、下部には7つのツイーターを搭載しているスピーカーです!
残念ながらまだ日本では未発売の上、まだ日本では使用する事ができないため、海外から動画と音声データを送ってもらいました。曲は同じなのでほぼ条件は同じなので安心してください!
音質にこだわっていると話題のHome Podの音質やいかに。
Apple Home Podの波形を見てみると、低音がかなり出ている事が分かります。これまで比較したどのスピーカーよりも低音がドシッと効いてる事が分かります。低音が効いてる分ボーカルの声が聞きやすかったり、長時間聞くには適しているような印象です。
Home Podの音を直に聞いていないので確かな事は言えませんが、波形を見る限りではかなり低音が出ています。スピーカーなどもウーファーが内蔵されたものを好む人には適しているスピーカーです!
2.スマートスピーカーの音質を低音・中音・高音で比較
スマートスピーカーの音をすべてデータ化して分析をしてみましたが、それぞれいろんな特徴がある事が分かりましたね!今まで聞いてきた上で、低音〜高音までを◎・◯・△の3段階評価で下の表にまとめてみました。
低音 | 中音 | 高音 | |
---|---|---|---|
echo plus |
普通 | 良い | 非常に良い |
SONY LF-S50G |
良い | 非常に良い | 普通 |
Google Home |
良くない | 普通 | 良くない |
LINE Clova wave |
良くない | 普通 | 良くない |
JBL LINK10 |
良い | 普通 | 良い |
Home Pod |
非常に良い | 良い | 良くない |
表にするとこのようになりました。これを見る限りでは、『高音が良く出ていろんなジャンルの音楽が聞きたいバランスタイプ』か『ウーファーが搭載され低音が良く響くスピーカーを選びたい低音重視タイプ』かに分かれそうです。
タイプ別に分けておすすめのスピーカーを紹介していきます!これまでの音質比較を見た上でスピーカー選びに迷ったら参考にしてみてください。
音のバランスが良いおすすめスピーカー
スマートスピーカーの音質で、低音から高音までバランス良く出ているスピーカーはダントツで『SONY LF-S50G』です!AIが搭載されているどうこうの枠を外れてただのスピーカーとして見てもその音質の高さは魅力的でした。
この音質のスピーカーにGoogle アシスタントが搭載されていると思うと最高です。価格は約25,000円と少し高いですが、いろんなジャンルを聞くという方はこのSONYを選んでおけばまず間違いはないでしょう。
もっと安くてコスパの良いバランスタイプが欲しい方は
SONYはスマートスピーカーの中でも値段が高い方なのでなかなか手が出しづらい面もあるかと思います。欲しいけど、ちょっと高いな…とお考えの方は『Amazon Echo Plus(アマゾンエコープラス)』を選んでみてはいかがでしょうか?
SONYのスピーカーと比べると多少低音が弱くなってしまいますが、音がバランス良くクリアに聴こえるためいろんなジャンルで活躍しそうです。
価格も約17,000円とSONYと比べてもお求め安くなってるので検討してみてはいかがでしょうか?
ウーファーが搭載された低音重視のおすすめのスピーカー
洋楽やヒップホップ、ダンスミュージックなど低音が良く効いている曲を聞くなら間違いなく『Home Pod』と言えます。低音域から中音までの幅が厚く、迫力のある音質です!
ただ、残念ながら今のところ日本では未発売です…発売されるのを待ちましょう。日本では約38,000円ほどの値段になるかと思います!
Home Podを待ちきれない&高すぎるとお思いの方は
Home Podは日本での発売はまだですし、価格も今まで発売されたスピーカーの上で一番高いです。なのでちょっと手が出しづらいところはあるでしょう!
そんな方には、Home Podに次いでJBL LINKシリーズの低音が効いていたので、低音重視の方はJBL LINKシリーズもおすすめです!小さいながらも低音の力は強く、迫力がありました。
価格も約15,000円(JBL LINK 10)とHome Podの半分以下なので、安価で低音重視のスピーカーを選びたい方にはJBLをおすすめします!