Alexa Presentation Language(APL)のパブリックベータ版が一般公開!

2018年9月にAmazonから発表されていたAlexa Presentation Language(APL)ですが、ようやくパブリックベータ版が公開されました!これで一般の開発者が誰でもAPLを使えるようになり、より多彩な表現方法をもつスキルの誕生が期待できます。

Alexa Presentation Language (Preview) image

Alexa搭載端末がAPLに対応するアップデートを受けてからじゃないと、APLが意図する正しい表示にならない点に注意が必要ですね。日本語のドキュメントも現在準備中とのことなので、今年は12月に登場するAmazon Echo Showと共に熱い年末開発ライフを送れるというものです。

年越しアレクサというパワーワード流行れ。

どのようにデザインしていくの?

今回APLのパブリックベータ版が出て分かったことは、開発者コンソールでデザインを確認しながらコード編集ができるエディターが用意されていたこと!

開発者コンソールのAPLエディター

このエディターを使って、端末の画面サイズごとに表示を確認しながら開発することができるというわけです。

画面サイズ

APLで選択できる画面サイズ

画面サイズは4つに分類されています。小型ハブはEcho Spot、中型ハブは旧世代のEcho Show、大型ハブは新世代のEcho Show(12月発売)、超大型TVはFire TVの大きさです。

APLエディターで用意されているテンプレート

APLでのデザイン設計は、まずこれまでに使用していたBody TemplateとList Templateをもとに調整することが可能です。従来のテンプレートから作成する場合は、以下の対比表を参考にしてください。

APLで選択できるテンプレート
APLテンプレート名従来のテンプレート名
画像表示サンプルBody Template7
詳細テキストサンプルBody Template1
短いテキストサンプルBody Template6
右側画像と詳細のサンプルBody Template2
左側画像と詳細のサンプルBody Template3
画像メインのリストのサンプルList Template2
テキストメインのリストのサンプルList Template1

その他にもゼロからオリジナルのものを作成したり、JSONで定義したデザインのコードをアップロードすることもできます。

APLで選択できるその他テンプレート

またエディターで作成したデザインはJSON形式で書き出しておくことも可能。独自のテンプレートを作っておけば、次回からはテンプレートを利用して開発の短縮を図ることができそう。

どのように学習すればいい?

きっと今回のAPLのパブリックベータ版の公開で、ちゃんと画面付き端末に対応したスキルを作ってみたいという方も増えたのではないでしょうか?でも、正直難しそうで手が出ないという方もいるはず。

APLが何者であるかを知るために、まずはリファレンス(テクニカルドキュメント)を読むことだと思います。しかし、より簡単に取り組めるのは既存のテンプレートのコードをいじって表示がどうなるか確認することですね!何がどう働くか分かれば、こっちのものです!!

より良いスキル充実のため、皆さんがんばってAPLをマスターしていきましょうね!!

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