SONY LF-S50Gのスマートスピーカーは、映像機器とのBluetooth接続は推奨されていません。(公式サイトでも公開されています。)
実際に、SONYのスマートスピーカー(SONY LF-S50G)だけではなく、スマートスピーカー(AIスピーカー)と呼ばれるスピーカーはテレビなどの映像機器との接続は推奨されていません。
勿論、テレビの音量を調節したりチャンネルを変更したり、youtubeなどの検索再生などには問題なく利用できますが、スマートスピーカーを映像機器のスピーカーとして利用するには音の遅延などが発生します。
これは、SONYのスマートスピーカーの性能のせいではなく、スマートスピーカーの「声で操作」など本機の機能仕様と捉える方が良いです。では、なぜスマートスピーカーとテレビや映像機器との接続は音がずれるのか、原因を簡単に調査してみました。
スマートスピーカーと映像機器の音ずれの原因
スマートスピーカーの音で操作するという本機の仕様の詳しいことは分かりませんが、音声操作する機器にはよくある現象だそうです。例えば、スマートスピーカーで音楽を少し大きめの音で聞いていると「OK Google」「ねえGoogle!!」と、スピーカーから出てる音量よりも少し大きめの声で話しかけないと反応しないことってありますよね。
こういった呼びかけ(スマートスピーカーを起動するワード)に反応する「ウェイクワード」を拾ったり、周囲の音を聞いて理解する脳が、音を鳴らしてる他の映像機器の本体とスマートスピーカーを経由する時に遅延が発生し音ずれが起こると言われています。
簡単に映像機器とスマートスピーカー経由で音を流す流れを図にしてみました。AIの仕様は詳しいことは分かりませんが、一度スピーカーの内部でAI仕様が挟まれることで本機とスピーカーとの音ずれが発生すると思われます。
また、スピーカーの音ずれはAIスピーカー仕様だけでなく、無線のWi-Fiの回線速度だったり原因は様々です。昔のアナログTVの時代と違い、液晶TVになりフルHDの高解像度になったことで、「画面を液晶に表示する」までの時間がアナログTVの頃と比べて遅くなっています。これは、地デジやBSで放送されるフルHDの信号がデータが大きいため「圧縮」されて送信されているからです。
音ずれなく映像機器とスピーカーを繋ぐ場合は、スマートスピーカーではなくAVアンプを利用することをおすすめします。音ずれは、決してスマートスピーカーの故障などの原因ではなく、「声で操作」などAIスピーカー本機の機能仕様によるものです。