「アレクサ、今何時?」、「アレクサ、音楽をかけて!」とアレクサの恩恵を受けるのは家だけに留まらない。
スマートスピーカーに興味がある人間なら誰しも思ったことがあるであろう『スマートスピーカー車載計画』を、ついにSmartio運営エンジニアのナガシマとシバトウがやってくれました。
今回使用するスマートスピーカーと使うガジェット
- Amazon Echo Dot(アマゾンエコー)
- Wi-Fi環境(今回はポケットWi-Fiを使用しました。)
今日も元気もりもりなナガシマとそこはかとなくこちらを見つめるシバトウ。早速Amazon Echo Dot(アマゾンエコードット)を車に乗っけて使っていきます。
前回通り、スタッフAからAmazon Echo Dot(アマゾンエコードット)越しにミッションを告げられます。どうやら車で福岡県内にある有名な観光所「福岡タワー」へ到着することがミッションのようですね。
普段ならカーナビやスマートフォンを使って操作するところを、スマートスピーカーに置き換えて音声だけで操作できるのでしょうか。それでは早速見ていきましょう。
1.ナビ機能は使える?
まず知らない土地へ行く時に使う『ナビ機能』は使えるのかやってみます。
シバトウ>>アレクサ、福岡タワーまでの行き方を教えて
アレクサ>>すみません、交通情報をお知らせすることはまだできません。
なんと、まさかの出だしから挫折。
初っ端から挫折するとは思っていなかったシバトウとナガシマ。若干笑みが引きつってますね。
スマートスピーカーは本来ならば家で使うという用途で作られているので、車に乗せてナビをするというのはできないみたいです。
ここはおとなしくナビを使って目的地に向かいましょう。
2.音楽を聴く
運転中に何がしたいか事前にスタッフAが訊いたところ、ナガシマ「とりあえず音楽が聴きたい」と間髪入れずに主張してきました。
車の中で音楽は聴けるのでしょうか。実証していきましょう。
ナガシマ>>アレクサ、ジャスティンビーバーの「WHAT DO YOU MEAN」を聴かせて
アレクサ>>ジャスティンビーバー、「WHAT DO YOU MEAN」を再生します。
お、いけましたね。スピーカーから流れる音楽に思わず「そう、それそれ」と呟くシバトウ。
Amazon Echo Dot(アマゾンエコードット)はAmazon Prime Musicから検索して指定した曲を再生してくれました。
普段なら車のモニターを操作するところですが、ハンズフリーで操作できるのは快適ですね。
声だけで曲の検索が出来るなら音量の操作も声だけでいけそう。ちょっとやってみます。
おおお、いけましたね。これで車内の音楽生活は安泰しそうです。
Amazon Echo Dot(アマゾンエコードット)で音楽を聴きたい方は、下の記事で紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
- LINK
3.カーステレオに繋げられる?
さて、次はスマートスピーカーをカーステレオに繋げられるのか実証してみました。
ナガシマが言うには、スピーカー自体にBluetooth機能があるのでカーステレオにその機能があればできるんじゃないかという説を立ててくれました。結果はどうなのでしょうか。
お。どうやら成功した模様。これにはナガシマ達も大はしゃぎです。
見てください、このシバトウの喜びよう。
スマートスピーカー単体で聴くよりか車にあるスピーカーから聴いた方が断然迫力があります。ここまでできるなら結構快適ですね。
Amazon Echo Dot(アマゾンエコードット)のBluetooth機能を使って外部のスピーカーと接続したい方は、下記の記事で紹介しているので読んでみてください。
4.周辺の施設を検索
次に検証していくのは『周辺のお店を検索する機能』です。運転中に声だけで検索出来たら、途中で調べて飲み物を買ったりできるので相当便利なんじゃないかと予想しますが一体どうなのでしょう。
読み上げてはくれました。
たしかに読み上げてくれたけれども、そこじゃない。知りたいのはそれじゃない。
ちなみにアレクサが読み上げてくれたのは『アレクサアプリ』で登録している自宅周辺のお店でした。現在地を取得しながら周辺のお店を探すのは難しいようですね。
ちょっと調べてみましたが、どうやらアレクサのスキルを使うと周辺の関連施設を探してくれるらしいです。気になる方は下の記事からご覧ください。
5.電話はできるのか
次に試していくのは、電話。これができればドライブ中は安心できますが…どうなのでしょうか。
やっぱりと言っていいのか分かりませんが、これはできませんでした。残念がるナガシマとシバトウ。
しかし、アレクサから『アレクサコールメッセージはお住まいの地域では現在利用できません』とアナウンスが流れました。もしかしたら海外では使えるのかもしれませんね。これからに期待しときましょう。
6.メールはできるのか
電話がダメならメールはどうだ!ということでやってみました。
これもできませんでした。
ですが、ここでSmartio運営エンジニア・シバトウ現る。
どうやらスキルや外部のIFTTT(イフト)等を使って設定をすると送れるようです。Amazon Echo Dot(アマゾンエコードット)本体の機能だけでは送れないようですね、ふむふむ。勉強になります。
Smartio運営エンジニアのシバトウが言っていた方法は下のページにてご紹介しています。やってみたい方はぜひご覧ください。
7.カラオケはできるのか
運転中はカラオケがしたいというナガシマ。ナガシマたっての希望でカラオケができるかやってみました。
カラオケがしたいというナガシマの希望を叶えてくれるアレクサ。さすがAからZまで揃うAmazonですね。
一体二人は何の曲を選ぶのでしょうか。
ナガシマは中島みゆきの『糸』をチョイス。渋い、20代後半とは思えないグッドチョイスです。
BGMに「糸」のイントロが流れ始める車内。更にナガシマがリクエストしたのにも関わらず熱唱しているであろう雰囲気のシバトウ。
彼のアツい思いは、思わず手が動いちゃうレベルのようです。
カラオケをする一番簡単な方法を下記で紹介しているので気になる方はぜひ読んでみてください。
シバトウが熱唱している間にボチボチ目的地に到着する模様。こればかりはカーナビの実力を見せつけられた感じがしました。
目的地の福岡タワーに到着。めっちゃ悪天候ですが、無事着いたので何よりです。
同行したスタッフAが今回のドライブについて感想を聞いてみました。
2人はナビや交通状況に対応していないので不便だと感じた様子。
しかし、音楽を音声だけで操作できるのは運転中とても便利のようですね。電話やメールができればもっと最高になるんじゃないかとAmazonをせかしています。
今回のまとめとしては、こんな感じです。車に搭載するなら、ナビや電話が使えるようになればより安全になりますし何より便利ですね。今後に期待大です!
セットアップ方法
ここからはAmazon Echo Dot(アマゾンエコードット)を車で使えるようにするまでのセットアップ手順をご紹介します。
まず初めに、スマートスピーカーとWi-Fi環境を用意します。今回はポケットWi-Fiを使用しましたが、通信状況が不安定になる場合はテザリング機能を使うのもアリです。
次に、Amazon Echo Dot(アマゾンエコードット)を車の電源(ここではシガーソケット)に繋ぎます。
Amazon Echo Dot(アマゾンエコードット)を接続すると、ランプがオレンジ色に光ります。
ランプの色がオレンジになったら、アレクサアプリにログインしてください。
あとは手順に沿ってセットアップを完了させてください。
今回使ったデータ通信量はこんな感じ。イメージではもっと通信量がかかるんじゃないかなと想像していましたが、意外とそうでもないですね。これはやってみる価値アリです。
音声だけで操作できる快適な車内生活を皆さんも是非一度試してみては?
番外編.Echo Auto(追記)
この記事の執筆段階では、車の中でAmazon Alexaを利用するにはAmazon Echo Dotを車載するしかありませんでしたが、2018年9月Amazonが「Echo Auto」というAlexa車載製品を発表しました。
まだ日本では発売されていませんが、2019年1月現在アメリカでは予約販売されており100万台の注文があったと言われています。
これを使用すれば、ハンズフリーで電話をかけたり、音楽を聴いたり、天気予報やニュースを聞いたりすることが可能になります!
また、地図アプリとの連動や最寄りのガソリンスタンドを探したりもできるようなので運転中の心強い味方になってくれそうです。
日本での発売もを心待ちにしましょう!