今回の動画は、スマートスピーカーAmazon Echo Dotを使って料理を作る企画。料理を作るといっても、スマートスピーカーを包丁や材料として使うという意味ではありませんよ(笑)!
レシピを読み上げてくれるAlexaスキルをインストールして、りょうりの”り”の字も知らないナガシマとシバトウを料理に挑戦させるということです。
Alexaスキル「DELISH KITCHENの簡単レシピ検索」って?
このスキルは、SNSに厚いファン層を持つ国内最大のレシピ動画メディア「DELISH KITCHEN(デリッシュキッチン)」に掲載されているレシピを検索することができます。
『豚肉のレシピ』や『カレーのレシピ』というように、具体的な材料や料理名から検索可能。もし材料が思い浮かばなくても、おすすめレシピからも探せちゃうんです。
なんといってもこのスキル最大の利点は、「レシピの読み上げ機能」がついていること!
それでは料理初心者の2人にも、このスキルを使ってもらいましょう。
今回使用するスマートスピーカー
- Amazon Echo Dot
今日作る料理は何かな!
今日の料理企画について2人に説明してみたのですが、何とも微妙な顔。2人は普段あまり料理を作ることが無いので、きっとイメージができていないのでしょうね。
DELISH KITCHENのスキルで、レシピを読み上げてもらいます。レシピがAlexaアプリに送られてくるのですが、今回はそれを一切見ずに料理を進めてもらいます。
レシピの読み上げは一時停止と再生、最初からの操作を行うことができます。ただし巻き戻しの機能が無いため、繰り返して同じところを聞くことはできませんでした。
聞きながら料理を進めていく、という使い方を想定しているようですね。さて、2人は無事に料理できるのでしょうか?
お題を発表してみたところ、結構苦笑いされちゃいました。どうやら2人はトルティーヤを知らない御様子。
でも作り方を聞くことはできるので、安心してくださいね!大船に乗ったつもりで!!
ちょうどいいので、2人がイメージするトルティーヤについて絵にかいてもらいました。どこかで見たことがあるような無いような料理ですね。
ナガシマ作のトルティーヤがこちら。湯気の立つ暖かいスープに、豆や器からはみ出るほどの草が乗っていると説明。
スープはトマトベースの味。草の見た目がインパクトありますが、おいしそうです。
一方こちらが、シバトウ作のトルティーヤ。真ん中にそびえたつのは、ケチャップ風味の「ライスタワー」だそう。威圧感がある近代建築というのは、本人の談。
右側には角切りしたポテト。左にあるのはナンだそうです!炭水化物しか出てこないのかよ!
いざ料理開始!
まずは形からって言いますよね。2人にはとりあえずエプロンに着替えてもらいました。まるで給食室にいそうな感じですよね。似合ってますよ!
DELISH KITCHENスキルを起動して、トルティーヤのレシピを検索していきます!レシピを選択したら、いよいよ料理スタートです。
料理に必要な材料などの情報は、Alexaアプリにも送信されます。Alexaアプリはスマホで使うことができるので、外出しているときにスーパーで必要な材料を購入するなど役立ちますね!
まずはトルティーヤには欠かせない、生地から作っていくようです。まずはコーンフレークを砕いていきます。これは2人でも簡単な手順でしょう。
薄力粉と強力粉を計量カップで測って、ボールに投入してきます。ここまで順調、いい感じですねぇ。
全く不安を感じさせませんよ。見てる方も楽しくなってきます。
次はベーキングパウダーを小さじ1/3…。不安にならないと言っているそばから、これです。どう見ても、小さじが大きすぎるでしょう!大さじすらも軽く超えちゃってますよ、これ。
この後、これよりもデカいスプーンを大さじと言い出したのはまた別のお話。
聞き逃してはいけなかった手順
当然生地をこねる必要があるので、お湯を入れてもちもちにしないといけないのですが…。彼らは一番聞き逃してはならない手順を聞き逃してしまいました。
彼らは生地をこねるために必要となる「お湯を少量ずつ加えながら」という手順を行わず、「粉っぽさがなくなるまで混ぜる」ようです。
当然ですが、いくら混ぜても粉は粉。何かを混ぜないといけないことに気付きはしたようですが、用意された食材の中に合ったオリーブオイルを選択。
もこみちじゃないんだから、そんなにオリーブオイル使わなくて大丈夫ですよ!
シバトウ:追いオリーブ入れときましたんで
と、どや顔で宣言するシバトウ。完全に謎です。そんなもの追加しても、到底生地なんてできませんよー。
追加するオリーブオイルのおかげでまとまりつつあるものの、ポロポロ崩れる生地に苦戦する2人。
シバトウ:どうすればいいんだろうね?
シバトウ:オリーブオイルこれ以上は無理やろ。他のを入れるべきだと思う。
おっ、どうやら学習したみたいですね。まともなことも言えるようになったようです。
ナガシマ:水って言ってないもんね?
シバトウ:水は言ってないよ
そうそう、水でもないんです。正しいですよ!
シバトウ:(水は)味が薄くなるやろ
イッタイ、ナニヲイッテイルンダ。もはや生地作りを進めることはできないというのでしょうか。
ナガシマ:もうオリーブオイルしかない。
待って!早まらないで!!まだ間に合うから、やめてー!
シバトウ:じゃあオリーブオイル入れるか
待って!さっき、アナタ他のを入れるべきって言ってましたよね??
という心の叫びもむなしく、オリーブオイルの注がれる音だけがキッチンにこだましていきました。
圧倒的油分により、ようやく生地がまとまるようになったようです。しかし、結局ボロボロ。焼いた生地の多くが砕け散っています。
生地(?)も焼き上がり、どんな料理ができそうかあらためて聞いてみた結果がこちら。クッキーの上にトマトやアボカド乗せるって、どこのリッツパーティだよ!
もはやトルティーヤは、2人の最初のイメージからもかけ離れた料理となっているようです。
ついに、トルティーヤ(?)が完成したようです。ソーセージだけすごくおいしそう…。
野菜炒めのようなものにも見えます。もちろん、この後は実食タイムですよ!
実食!もぐもぐタイム!
まずここで、2人にトルティーヤとは何だったのかを説明しておきましょう。
あまりにも違うイメージに、ようやく出てきた感想は「挟まっていない」という一言。生地については、何か引っかかるものがあったよう。
顔から残念な味であることが、くみ取るようにわかりますね。生地のパサパサが原因で、口の中の水分が持っていかれるそうです。曰く、「不味くも美味くもない」のだとか。
同僚におすそ分けして、感想を聞いてみました。もちろん、評価は散々。
人間が口にできる食材でできているのですが、食べたいという気持ちには到底ならないでしょうね。私も太鼓判を押しておきます。
DELISH KITCHENを使ってみた感想は?
まずレシピを読み上げる声が小さく、Amazon Echo Dotの音量を最大にしてもレシピが聞こえにくいという感想でした。このスキルでは、Alexaではなくデリッシュキッチンで用意された音声ファイルが流れるので、たまたまトルティーヤが音の小さなファイルであった可能性はあります。
次にレシピ読み上げに巻き戻しの機能がついていなかったことも、今回の料理のような結果を招いたのかもしれません。この2人でなくとも、もう1回聞きたいというのはあると思います。
仮に音が小さくて聞き逃したとしても、巻き戻して同じ内容をもう一度聞くことができたらもっと便利に料理できますよね。この機能があれば、2人もまともな生地を作れたのかもしれません!
音が小さくて聞き逃したとしても、巻き戻して同じ内容をもう一度聞くことができるとさらに便利ですよね。このような要望、結構多いはずなので近い将来追加されると思います。
料理の結果が散々ではありましたが、DELISH KITCHENのスキル自体はとても素晴らしいものでした。料理に必要な材料やレシピを教えてくれるだけでなく、そのレシピ自体をAmazon Echo Dotが読み上げてくれるのは画期的。料理中に手を放すことなく、作り方を学ぶことができますからね。
DELISH KITCHENの簡単レシピ検索では、今回の動画で登場したトルティーヤのように料理名からレシピを調べられるだけじゃありません。冷蔵庫に余ってしまったジャガイモがあるなら、『ジャガイモのレシピ』を聞いてみましょう。何を作るか全然決まっていないなら、『今月のオススメレシピ』を聞いてしまえば問題解決です。
残っている材料や状況に合わせた料理のレシピを検索できるのが、「DELISH KITCHENの簡単レシピ検索」スキルの魅力なんです。みなさんも何を作るか困ってしまったら、このスキルでレシピを聞きながら料理してみてくださいね!