米ベンチャーキャピタルのLoup Venturesは、市場で主流となっている音声アシスタントを対象とした「IQテスト」を実施しました。今年で2回めとなる本テストは、800の質問を投げかけ、その回答の精度を測るもの。今回はGoogleアシスタント、Siri、Alexa、Cortanaが参加しています。
IQテストはAlexa、Googleアシスタント、Siri、Cortanaの4アシスタントで実施。
IQテストは英語版で実施
これらスマートスピーカーに対して、同じ800以上の質問を実施。テストの測定基準は「言われたことを理解しているか?」と「正しい答えをしているか」の2つです。
そして質問のカテゴリは5つで、それぞれ地域情報( 最寄りのコーヒーショップなど)、コマース(ペーパータオルの発注など)、ナビゲーション (バスでアップタウンに行く方法など)、情報(今夜のライブの演奏者など)、命令( 今日の午後2時に電話するようリマインドなど)という内訳となっています。
結果は以下。左列が正答率で右列が理解度。Googleアシスタントが最も賢いという結果になっています。
ただし、上記で確認できるように、カテゴリごとに多少の得意不得意や、ランキングの上下は確認できます。たとえばGoogleアシスタントは5つ中4つで優位を占めているものの、命令カテゴリだけはSiriが勝る結果となっています。
ただし、このテストは英語版で実施されたもの。日本語版ではまた違う結果がでてきそうです。
現状、体感でIQが高いアシスタントは?
smartio編集部が来る日も来る日もスマートスピーカーと会話し、現在もっとも期待した受け答えができると感じているのは、テストの結果と同じくGoogleアシスタント。
ただし、AlexaやSiriと決定的なレベルの差はありません。
Googleアシスタントが1番賢いから、と購入する決め手まではいかない。というのが私たちがつけた結論。
スマートスピーカーの機能は大きく分けて、①会話、②家電操作、③音楽サービス だと思っています。
この会話の部分で差が大きく出れば、どのスピーカーを買うか選ぶ大きな基準になるんですが、今はどこも似たり寄ったり。
今後の競争が楽しみなところでもあります。