先日のLINE CONFERENCE2018で、LINE Clovaの大幅なアップデート及び新製品の発表がありました。
もとよりLINEは、AmazonやGoogleとはちょっと違う、ファミリー層路線のシェアを狙っていた印象でしたが、今後は全面対決の構図になって来そうです。
自分が何を重視するかでスマートスピーカーを選ぶしかありませんが、基本的に一般家庭でできる機能の多くはどのスマートスピーカーでもできるようになっています。
これは嬉しい反面、決め手に欠けるとも取れますね。。
3台で同じくできること
- ・家電のコントロール
- ・天気やニュースを聞く
- ・音楽を聴く
- ・タイマーアラームやスケジュール管理
- ・分からないことを質問する
- ・拡張スキルを開発する
大まかですが、この辺りはどのスピーカーもできます。精度の違いや音楽に関しては使える音楽サービスやサブスクリプションの違いはあれど、動作はそう大差ありません。
LINEがスキル開発できるようになる予定なので、拡張スキルもここに入れています。
では逆に、それぞれのスピーカーにしかできない得意分野を見てみましょう。
Amazon Alexaにしかできないこと
Amazon Alexaと言えばズバリ拡張機能。暇つぶしや遊べるスキルの数はもっとも多いのに加え、「定型アクション」を使えば一声で複数の動作を一緒に実行できます。
簡単に言うと、「アレクサ、行ってきます!」と言うと電気もテレビもエアコンも一斉にオフにする、と言ったことが可能なんです。
Google Assistantにしかできないこ
Google Assistantは、Google関連のサービスはしっかり独占しています。
YouTubeを見ることなんかそうですね。クロームキャストが必要ですが、他の音声アシスタントではできないことです。
あとは、地味に役立つ経路案内。「博多駅までの行き方を教えて」「博多から佐賀への電車の時間は?」などの質問に答えてくれるのはGoogleのみ。これ、結構使うんですよね。
LINE Clovaにしかできないこと
LINEのみできることは、童話の読み聞かせ、ライン通話(friendsのみ)、LINEメッセージ送受信があります。
読み聞かせはAmazonでもできますが、Amazonは精度が低く、正直とても聞けたものではありません。LINEのメッセージも、IFTTTという外部サービスを使えばAmazonでもGoogleでもできますが、単体の機能でできるのはLINE Clovaだけです。
LINEは小さい子どもや家族向けの機能を充実させてきたので、童話やコミュニケーションでは頭一つ抜けてます。そのぶん、質問の意図や調べ物では他2台にちょっと劣るかな、と言った印象。
何を重視するかで買うスピーカーを決めよう
極論ですが、決め手は何を重視するか、好みの問題です。
子どもの相手に、と考えていても、LINEは小さい子向けだし、英語学習スキルの多いAmazonは小学生くらいの子どもに向いていると言えます。
まだまだ発展途上のスマートスピーカー各種。最近はAmazonもLINEもディスプレイ付きのモデルを発表しましたし、これからもっとユーザビリティに富んだモデルが登場するでしょう。
個人的にちょっと前までは、Amazon > Google > LINE という印象でしたが、今はほとんど横並び(LINEのアプデが期待通りだとしたら)です。
価格はそれぞれのアシスタントでピンキリのモデルがあるので、①何をしたいか ②今使ってる音楽サービス ③見た目 の優先順で決めるのがいいかと思います。