日本でもスマートスピーカーが徐々に浸透し始めていますが、その中でもディスプレイ付きのスピーカーも発売されています。
各社呼び名は違ったりする場合もありますが、ここではディスプレイ付きのスマートスピーカーを「スマートディスプレイ」としましょう。ここでは、そんな日本で発売されているスマートディスプレイの機能やサービスを比較してまとめています。
どのスマートディスプレイにしようか迷っている方はぜひ参考にされてみてください。
1.現在日本で買えるスマートディスプレイの基本性能を比較
現在日本で購入できるスマートディスプレイはAmazon Alexa搭載の「Amazon Echo Show」、LINE Clova搭載の「LINE Clova Desk」の2種類です。まずは2つのスマートディスプレイの基本性能に関して比較。
今回はこの2機種で比較していきます。
Echo Show |
LINE Clova Desk |
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価格 | ¥27,980 | ¥27,540 |
搭載AI | Amazon Alexa | LINE Clova |
Bluetooth | Bluetooth® | Bluetooth® |
外部スピーカー連携 | 可能 | 可能 |
スピーカー音質 | ◎ | ◯ |
カメラ内蔵 | ◯ | ◯ |
画面サイズ | 10.1インチ | 7.0インチ |
バッテリー内蔵 | ✕ | ✕ |
Echo ShowとClova Deskの大きな違いは、搭載されている音声AIアシスタントが違うという事と、画面サイズに差があります。音質では体感的にはEcho Showの方が低音も強く音質が良く感じますが、若干です。
画像を見てもらうと分かるように、画面サイズが結構違います。3インチの差ですね。
2.Youtubeは見れる?
Echo Show |
LINE Clova Desk |
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Youtubeの再生 | ◯ | ◯ |
画面がついているのでせっかくであれば、Youtubeも見たいですよね。Youtubeの再生に関してはどちらのスマートディスプレイも可能です!
#ClovaDesk ならYouTube検索もイッパツで! pic.twitter.com/5xVH8SSD5q
— smartio (スマートスピーカー楽しいよ) (@smartiolife) 2019年3月26日
Alexaの場合は「アレクサ、Youtubeでヒカキン再生して」、Clovaの場合は「ねぇクローバ、Youtubeでビートルズを再生して」など再生して欲しいアーティスト名などを言うだけで再生可能!
3.動画配信サービスは見れる?
Echo Show |
LINE Clova Desk |
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動画配信サービス | ◯ | ✕ |
Amazon Echo ShowではAmazonプライム会員のアカウントでログインをしていれば、Primeビデオを再生することができます。
Amazon echo showなら、プライムビデオも簡単に見ることができる!
— smartio (スマートスピーカー楽しいよ) (@smartiolife) 2019年3月14日
アレクサ、シン・ゴジラ見せて!
たったこれだけで再生してくれるんです!#amazonechoshow #プライムビデオ #シンゴジラ pic.twitter.com/GULCdg5SUD
タイトル名を言うと探して再生してくれるので楽ですよ!このようにPrimeビデオで配信されている映画や番組はEcho Showで見ることができますが、プライム会員に限るのでご注意を。
ただLINE Clovaは今の所動画配信サービスは提供されていません。ここではEcho Showに軍配が上がりましたね。
4.ビデオ通話はできるのか?
Echo Show |
LINE Clova Desk |
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ビデオ通話 | ◯ | ◯ |
これはどちらもカメラを内蔵しているため、可能です。ただClova Deskの場合にはメッセージのやり取り、電話が全てLINEなので相手の端末に依存しないで利用できるのが良いですね!
ClovaDesk、ビデオ通話はタップで画面割りを変更できる。#ClovaDesk始めました #ClovaDesk pic.twitter.com/WIHSw7YEAU
— smartio (スマートスピーカー楽しいよ) (@smartiolife) 2019年3月22日
上の動画では、スマートフォンとLINE Clova Desk間でビデオ通話しています。家でビデオ電話をよくする方は置いておくと楽かもしれませんね!
Echo Showの場合だとAlexaアプリで登録をしていることが前提となってしまうため、少し不便。
5.家電の操作はできる?
Echo Show |
LINE Clova Desk |
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家電の操作 | △ | ◯ |
LINE Clova Deskの場合には、赤外線リモコンが発信できるためテレビ・エアコンなどの家電を登録するだけで家電を音声操作できるようになります。これは珍しいことで他のスマートスピーカーであれば、別売りのサードパーティー製のスマートリモコンを買う場合が多いです。
その点、LINE Clova Deskはスピーカーを設置するだけで自ずとテレビ・エアコン・照明(リモコン付であれば)を「ねぇクローバ、テレビつけて」などの音声で操作できるように。素晴らしい。
また、Echo Showの場合は「一部可」という感じです。Amazon Alexa対応家電(テレビREGZAの一部シリーズや、TP-link社スマートプラグ・ランプなど)に限り、家電の操作が可能になります。
ただEcho Showの場合はAlexa対応のスマートリモコンと連携させることでテレビ・エアコンなど家電も操作できるようになりますので誤解のありませんように。
6.結果的にどっちを選ぶべきなのか?
正直言うと、選べませんw
ですが、個人的な見解を述べますね。まず大きな違いと言えば音声AIアシスタントです。Amazon Alexaの場合にはAmazonのサービスを利用できるという点でもかなり優れていますし、スマートガジェットなどのAlexa対応化もClovaと比べると多いです。
その点、サードパーティ製品と連携しつつスマートホーム化を進めたいという方にはEcho Showがおすすめ。Prime会員であれば動画も見れますし!
そこまでスマートホーム化にこだわりは無く、音楽を再生したり、メッセージのやりとりをする目的であればLINE Clovaの方が使い勝手が良いのではないかなと思います。
以上、スマートディスプレイの比較でした。自分の用途に合わせて選んでみてはいかがでしょうか!