スマートスピーカーと言えば家電の操作、家電の操作と言えばスマートリモコン。
他にも方法はあれど、主流はこれです。
ただスマートリモコンもいろいろあります。ありますが、家電を操作するにあたっては性能に大きな差はございません。
ただ1点を除いては。
私たちがいろんなリモコンを使ってみた上で感じたことを書いてみます。個人差はありますが、参考にはなるかと思います。
スマートホームスキルかカスタムスキルか
それがこれ。スマートリモコンと連携しているスキルがスマートホームスキルかカスタムスキルかの違いです。
スマートホームスキルは、簡単に言うとAmazon Alexaが用意しているスマートホーム専用のスキルです。
スマートホームスキルだと、ON / OFFのみの簡単な操作しかできませんが、一方で定型アクションに対応しているので至極自然なワードで家電を操作することができます。
対してカスタムスキルは、各メーカーが独自で実装しているスキルです。
メーカー側で様々な設定(動作)を独自で作り込むことが可能なので、温度やチャンネルなど詳しい設定が可能な反面、音声コマンドがシンプルにはいきません。
例えば、「アレクサ!家電リモコンで照明をつけて」と言わなければならず、この「家電リモコンで」の部分を省略できないんです。
スマートホームスキルの特徴
- ○ 「アレクサ、照明つけて」というシンプルな発話で操作できる
- ○ 定型アクションに対応してるので、いろんな操作をいっぺんにできる
- × 温度の変更やチャンネルの変更など詳細が音声で操作できない
カスタムスキルの特徴
- ○ 温度やチャンネルなど詳しい設定が可能
- × 「家電リモコンで」のようなコマンドが必須
- × 定型アクションに非対応
主要スマートリモコンの対応スキル
では、どのリモコンがどの種類のスキルを使っているのでしょうか?主要なリモコンをいくつか調べてみました。
製品名 | スマートホーム | カスタム |
---|---|---|
Nature Remo | ○ |
○ |
sRemo-R | ○ |
× |
eRemote | ○ |
× |
Magic Cube | ○ |
× |
RS-WFIREX3 | ○ |
○ |
あら、どのリモコンもちゃんとスマートホームスキルを出してます。つまり、「アレクサ、テレビつけて」でテレビつけられるのです。よかった。
逆にカスタムスキルも連携させているのはRS-WFIREX3とNature Remo。これらに限っては、細かい設定が可能です。
カスタムスキルは使わなくなることも多いですが、もちろんあって損はありませんよ!
smartioが推したいスマートリモコン3種
現時点(18年10月)で、smartioが推薦したいのは、RS-WFIREX3、eRemote、Nature Remoの3つ。
理由は単純で、RS-WFIREX3とNature Remoはカスタムスキルがあるから。
RS-WFIREX3はNature Remoと比べて設定が分かりやすいと感じましたが反応がやや遅いです。
ただ、Nature Remoはちょっと高いですね。
eRemoteはカスタムスキルがないので細かい設定はできませんが、反応が早いのが嬉しいです。
あと、eRemoteを出しているLinkJapanは他にもeCurtainやePlugも出しているので、eHomeという専用アプリひとつで、リモコン、カーテン、プラグを全部操作できるのが魅力。赤外線家電以外でもスマートホームを進めるなら1番おすすめなのはeRemoteです。
あとは見た目で選んでね
機能的な部分で押さえておいてほしいところは書きました。スマートリモコンは割と部屋の見えるところに置くことになりそうなので、あとは見た目の好みで選びましょう。