米Googleは2018年11月14日(現地時間)、Googleアシスタント及びGoogle Home(グーグルホーム)の新機能をいくつか発表しました。
まだ日本での対応は発表されていませんが、いずれ利用できるようになると思いますので今回はその新機能をご紹介します!
ブロードキャストに返信が可能に
ブロードキャストは、Googleアシスタント搭載端末(グーグルホームやAndroidスマートフォン)にメッセージを入力すると、同じWi-Fiネットワーク上にある複数のGoogleアシスタント搭載端末に一斉に送信できるという機能で、日本でも使用することができます。
簡単に言うと、リビングに置いたGoogle Homeに「OK,Google、ブロードキャスト。ちょっと買い物に行ってくる」とメッセージを送ると、他の各部屋のGoogle Homeに一斉にそのメッセージが届けられるんです。
これまでは一方的にメッセージを送るだけの機能で返信できませんでしたが、アメリカでは今後数週間以内に返信が可能になると発表されました。
このアップデートによって、例えば外出先から「何か買うものある?」とブロードキャストされたメッセージを家の中の家族が受信し、「トマトを買ってきて!」など返信するという使い方ができます。
ディスプレイでは料理のレシピが探しやすくなる
Google Nest Hub(旧:Home Hub)、Lenovo Smart Display、JBL Link ViewなどのGoogleアシスタント搭載のスマートディスプレイでは、レシピカードが右端に表示されるようになります。
時間と季節によっておすすめのレシピを教えてくれるほか、お気に入りのレシピは保存しておくことができるようです。
音声で操作できるスマートディスプレイは手が塞がる料理中や家事中の強い味方ですので、その部分の利便性を強化したかたちになります。
子ども向けの機能が追加
人気キャラクターの声をアラームに
Googleアシスタントのアラームを人気キャラクターの声で設定できるようになりました。
対応キャラクターはLEGO City、LEGO Life、LEGO Friends、タートルズなどです。これによってキャラクターのアラームが鳴ったらお風呂に入るなど習慣づけることができるかもしれませんね!
読み聞かせ機能のBGMが追加
米国のGoogle Home向けに、絵本読み聞かせをドラマチックに演出するBGM機能が提供されていたのですがそのBGMの種類が増えました。
絵本の読み聞かせは親子の大事なコミュニケーション手段なのでこういう演出があると子どもも喜ぶでしょうね。
スマートホームの利便性拡充
スマートホームの利便性を高めるために、Google Home Hubなどスマートディスプレイのホーム画面から利用できるデバイスが追加されました。
今回追加されたのはPanasonic、Roku、LGのTV、Telstraのトップボックス、Logitech Harmonyのスマートリモコンで、いずれもディスプレイのホームビュー画面から制御できます。
また、Google Home miniと対応ライトをセットにしたGoogle Smart Light Starter Kitが、通常55ドルのところを31ドルに値引きされることも発表されました。
Androidスマホの時計アプリがルーチン機能と連動
Androidスマートフォンの時計アプリとGoogleアシスタントのルーチン機能が連動できるようになります。
これによって、朝起きてアラームを止める→天気や交通状況・ニュースの再生する→コーヒーメーカーや電気の電源を入れる、など一連の動作を自動で行うように設定できるようになります。
これはかなり便利ですね。
まとめ
スマートホーム化の推進と家族向け機能の拡充で、子持ち家庭で便利に使える機能が一気に増えた印象です。
スマートホームとAIの連携は、対応デバイスの数でAmazonが一歩リードしているので、そこにGoogleも勝負をしかけてきたように思います。
冒頭で述べたようにまだ米国のみの機能追加ですので、早く日本での対応もしてもらえると嬉しいですね!