英語圏スキルで開催されていたAmazonのスキルコンテスト「Alexa Skills Challenge: Tech for Good」の開始から3ヶ月が経過しましたが、とうとう優勝スキルが発表されましたね!
今回のテーマ「Tech for Good」は、環境・地方のコミュニティーをテーマにしており、そのテーマに沿った多数のスキルが応募されています。その中でもスキルの基準となるのが「創造性・オリジナルティがあるか」「素晴らしいユーザー体験ができるのか」「継続して使えるスキルなのか」となっていました。
優勝者には$10,000の賞金が出たのですが、どんなAlexaスキルが優勝したのか今回は優勝スキルを紹介します!また他にも優勝はできなかったけど特別賞を受賞したスキルの中からおもしろそうなものも紹介するのでぜひ御覧ください!
$10,000を手にした優勝スキルは「World Mathematics League」!
- 毎日15分のクイズ・テストを行い、数学の問題を解く
- 端末の居住地を取得し、自動的にユーザーを州や地域のチームに追加
- 1日の終わりに、その日のトップの州の点数が発表されます
- 州や地域、国のTOPになることをゴールとして、自分で学び挑戦することが学べる
優勝したAlexaスキルは「World Mathematics League」でした!スキルの内容は上でも書いていますが、数学の勉強をしながら他のユーザーや地域と競い合う内容となっています。おもしろそうですよね。
このスキルはSTEM教育を取り入れており、ユーザーが自発的に数学の知識を高められるような作りになっています。また、友達と一緒にチャレンジをすると州や地域のポイント数がアップするという機能も搭載されており、みんなで遊びながら勉強ができるスキルですね。
これはスキル選考の基準にすべて当てはまっているのでいますし発想がとてもおもしろいので、優勝スキルとしても納得です!
STEM教育に特化した「Voice Coder」!
- 作りたいゲームを音声だけでプログラミングできる
- できあがったコードはPCなどで確認可能
- 実際にPCやスマートフォンで遊ぶこともできる
この、Voice Coderはコーダーであり教師である方が作りました。子供がSTEMを学ぶには革新的で刺激があるものでなければいけないという観点から、このスキルを作成したとのことです。
先程も書きましたが、このスキルでは自分が作りたいゲームの仕組みを話しかける事でそれに沿ったコードが組み上がるという事です。すごいですよね。。。作ったゲームは専用サイトにアクセスし、アクセスコードを入力すると遊ぶこともできてしまいます!
更には作ったゲームは他の人にも共有して、遊ぶことが可能です。自分たちでルールを作りながら、コードを学ぶことができる革新的すぎるAlexaスキルでしたね。
中にはInvocableで作成されたスキル「EVIE Assistant」も!
- 住んでいる都市の名前を言うだけで、EV(電気自動車)の一番近い充電ステーションを教えてくれる
- アメリカ・カナダ・イギリスまでと対応エリアが広い
このスキルはノンプログラミングでAlexaスキルが作成できる「Invocable(旧:Storyline)」で作成されています。住んでいる都市を言うと、近くにある電気自動車の充電場所を教えてくれるスキルです。シンプルではありますが、現在車載のAlexaなどもありますし、運転しながら気軽に近くの充電ステーションが分かるのは非常に便利だと思います。
エリアはアメリカ・イギリス・カナダまでカバー。Invocableだけではなく、AirtableやGoogleMAP APIなどを活用し作成されたとのことです。Invocableを使えばノンプログラマーでもここまでのスキルが作れるようになります。気になる方は「Invocableとは」こちらをチェック!
やはり海外で行われているスキルコンテストはレベルが高いですね!気になる方はぜひ試してみてください(英語ができれば)