いま人気のスマートリモコン「Nature Remo(ネイチャーリモ)」シリーズ。『リモコンなんて、もういらない』という謳い文句のもと、広告などもやっているので見たことがある人も多いのではないでしょうか?最近ではテレビCMもやっていますし。
Nature Remoとは、家にあるテレビやエアコン、照明を初め扇風機やオーディオ機器などのリモコンをひとつにまとめて、スマートフォンやAmazon Echo/Google Homeなどのスマートスピーカーから操作ができるようになるガジェットです。
リモコンの操作をスマホアプリでコントロールでき、ルール設定(毎朝7時にエアコンをONにするなど)も可能です。そのため、自宅の家電をすぐにIoT化することができます。
そんなNature Remo(ネイチャーリモ)シリーズには『Nature Remo』と『Nature Remo Mini』の2種類があります。今回は、双方にどのような機能の違いがあり、あなたがどちらを選ぶべきなのかを使用例を上げながら紹介!
ではまず、基本的な性能の違いから見ていきましょう。
Nature Remoシリーズの性能の違い
『Nature Remo』と『Nature Remo Mini』の基本的な性能の違いは以下の通りです。
Nature Remo | Nature Remo Mini | |
---|---|---|
価格 | ¥10,778 | ¥6,468 |
重さ | 61g | 29g |
サイズ | 74mm x 74mm x 17.9mm | 58mm x 58mm x 15.6mm |
ネットワーク | Wi-Fi 802.1 b/g/n | Wi-Fi 802.1 b/g/n |
センサー | 温度・湿度・照度・人感 | 温度 |
壁掛け穴 | 無し(両面テープで壁に設置可) | 有り |
付属USBケーブル | 2.0m | 1.5m |
Miniの方が軽くて小さいというサイズ的な差はあるもの、機能に関しては大きな差はありません!性能で言うと搭載されている『センサー』の数に違いが出てきます。
センサーを使えばこんなルール設定ができる
『Nature Remo』には温度・湿度・照度・人感の4つのセンサーが搭載されており、『Mini』には温度のみとなっています。このセンサーはどんな役割を果たすのかと言いますと、
- 温度センサー:指定した温度になれば家電の操作
- 湿度センサー:指定した湿度になれば家電の操作
- 照度センサー:部屋が暗くなれば(明るくなれば)家電の操作
- 人感センサー:人感センサーに反応が無くなれば家電の操作
このような役割を持っています。温度や照度によってルール設定をすることで、家電の操作を自動化することができるように。『Nature Remo』の実際のルール設定画面が以下です。
このようにいくつものセンサーによって家電操作のルール設定をすることができるのが『Nature Remo』ですね。『Mini』の場合には温度センサーのみとなります。ここのセンサーの有無がNature Remoシリーズの大きな違いです!
エリアに入る/出るというのは、スマートフォンの位置情報を利用して指定のエリアに入ったらエアコンをONにするといったルール設定ができます。なので「仕事から帰る前にエアコンをつけておく」なんてことも可能です。こちらは『Mini』でも設定可能できます。
さて、Nature RemoとMiniにはこのようなセンサーの違いがありました。ここからは実際にどんな使い方をするのか、使用例を想定してルール設定をしてみましたので御覧ください。
自宅でペットを飼っている方
まずは、自宅でペットを飼っている方の場合を想定しました。ここではペットを飼ってるとしましたが、大きく含めると外出している時も家の中の温度や湿度などが気になる方として見てもらって大丈夫です。
今回セットしてみてルールはこちら。
- 温度が30度を超えたら、冷房27度をONにする
- 部屋が暗くなってきたら、照明をONにする
こちらをルール設定してみました。部屋の温度によってエアコンを自動化して、室内環境を整えるようにしています。特に夏は熱中症などになりやすいのでセットしておくと安心です。また、暗い部屋で帰宅を待たせてしまうのもかわいそうなので、暗くなったら電気をつけるように。
この場合には温度センサーに合わせて照度センサーも利用しているので『Nature Remo』を選択しないといけませんね!
ひとり暮らしの会社員や大学生
次は、自宅を空けることが多いひとり暮らしの会社員や大学生の方を想定してみました。
今回セットしてみてルールはこちら。
- 起きる前にエアコンとテレビをONにする
- 自宅に帰る前にエアコンを起動
こちらのルールを設定しました。基本的に決まったルーティーンで生活をする場合が多く(特に仕事や大学の講義がある日)、その中で毎日自分が行ってることをある程度自動化した形ですね。
起きる前にエアコン・テレビをONにして自然と起きられるようにして、スマートフォンの位置情報から一定のエリアに入ればエアコンをONにするルール設定となっています。外出時の自宅の温度や湿度が気にならない場合はこのように『Mini』でも十分です。
また、センサーが無くてもタイマーで設定もできるため、毎日19時になると照明をONにする設定をしておくと女性のひとり暮らしの方でも防犯対策にもなりますね。
まとめると、
- その日の気温など決まっていない事に対してもある程度家電を自動化させたい方はNature Remo
- 生活の中でほとんど決まっているルーティーンを自動化できれば問題無い方はNature Remo Mini
このような選び方ができるのではないでしょうか?
「独身 ひとり暮らし 28歳男 めんどくさがり屋」の場合
最後に余談ではありますが、執筆者の私は『独身 ひとり暮らし 28歳男性 めんどくさがり屋』という出来上がりなんですが、自分の生活ではこういう使い方を考えています。
- 自宅の200m圏内に入るとエアコンの冷房をONにする(帰ってきたら涼しい)
- 平日は毎朝8:00にテレビをONにする(遅刻の予防)
- アマゾンエコーと連携させていつでも音声で家電を操作できる(動かなくていい)
私の場合だと自宅でペットも飼っていませんし、家にいない時はどんな状態でも良いという考えなので以上のような使い方ですね。なので『Mini』で大丈夫そうです。参考になれば嬉しいです…
Nature RemoとMiniの大きな違いはセンサーの有無でした!ここまで読んで頂きありがとうございました。
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