Amazonからはスマートスピーカー「Amazon Echo(アマゾンエコー)」のシリーズが販売されていますが、現在日本ではそのシリーズから6つの製品が発売されています。
2019年6月26日にEcho Show5が発売されて現行モデルが6種類!古いモデルは既に販売されていません。
全機種音声AIアシスタントのAmazon Alexaを搭載しており、基本的にはどれも天気やニュースの確認、音楽サービス、スキル(拡張機能)、音声ショッピングなどが利用できます。
気になる違いは主にサイズや音質、ディスプレイの有無になるので、その部分でご自身の目的に合ったものを選ぶ形になりますがEcho PlusやEcho Spotなど独自の特徴を持った機種もあります。
この記事では、各機種の違いをさまざまな要素から比較していきます!
Amazon Echoシリーズの各製品の違いが分かれば、あなた自身の生活の中でスマートスピーカーをどう活かすかのイメージがきっと沸いてくるはずです。
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1.Amazon Echo(アマゾンエコー)シリーズの基本スペックを比較
Amazonのスマートスピーカー「Amazon Echo」シリーズの基本スペックを比較して、それぞれの製品の違いを確認してみましょう!
サイズ・重量を見てみよう
まずAmazon Echoシリーズで大きく変わってくるのはディスプレイがついている端末かどうかですね。ディスプレイの有り無しによって使用感はまた変わってきます。
サイズ・重量で見てみると、Echo Dotが一番小さいモデルとなっており置き場所に困らないサイズ感となっています。一番重いのはEcho Showですね。10.1インチタッチディスプレイが付いていることとスピーカーの質が良くなっているモデルなのでその分重さがあります。
スマートスピーカー自体、そんなに持ち歩くものでもないですし、あまり重さは重要では無く、横幅や高さなど、置きたい場所にちゃんと置けるのかどうかが重要です。
目次に戻る2.同名機種の世代ごとの違いを比較
Echoシリーズでは同名機種でバージョンアップされた場合に、第〇世代と分けられます。この項目では世代間の比較をまとめます。
2-1 Echo Dotの第2-第3世代を比較
現在Echo Dot2ndはAmazonでは販売されていません。購入したい場合は別のサイト(メルカリやラクマなどのフリマアプリ)で探す必要があります。
基本スペックは先の項目で比較しましたが、ここではその他の相違点だけを下記にまとめます。
Amazon Echo Dot 第2世代 |
Amazon Echo Dot 第3世代 |
|
---|---|---|
色 | ブラック/ホワイト | サンドストーン/チャコール/ヘザーグレー |
デザイン | 硬質な素材で、オモチャ感がある | ファブリック素材で覆われ、部屋に馴染みやすい |
音質 | スピーカーサイズが0.6inchで低音質 | スピーカーサイズが1.6inchで音質は及第点 |
電源ポート | Micro USB | ACアダプタ |
違いは以上になります。性能的には第3世代になってスピーカーサイズが大きくなったことにより音量も増し、音質が改善したことが大きいです。
また、電源ポートがUSBではなくなったことも大きな変更点ですね。
音質に関しては比較動画を作ってみましたので以下の動画を参考にして下さい。
2-2 Echo Plusの第1-2世代を比較
現在Echo Plus1stはAmazonでは販売されていません。購入したい場合は別のサイト(メルカリやラクマなどのフリマアプリ)で探す必要があります。
Amazon Echo Plus 第1世代 |
Amazon Echo Plus 第2世代 |
|
---|---|---|
色 | ブラック/ホワイト | サンドストーン/チャコール/ヘザーグレー |
デザイン | 硬質な素材で、細長い筒状 | ファブリック素材で覆われ、前世代よりサイズダウン |
音質 | 高音低音のバランスが良い。過去シリーズ中では最高音質 | 前世代よりさらに低音が充実。360°サラウンドスピーカーで現状シリーズ中では最も高音質 |
2台連携 | × | ○(連携してステレオスピーカーとして使用可能) |
温度センサー | × | ○ |
違いは以上になります。第2世代になって、デザインが変わり音質が向上し、2台連携することでステレオスピーカーとしても使用できるようになりました。
また、温度センサーの有無も違い、第2世代では部屋の温度が確認できます。
目次に戻る3.Amazon Echo各機種紹介とレビュー内容を比較
アマゾンエコーシリーズの各機種をそれぞれ簡単に紹介し、Amazonのレビュー内容を比べてみます!
3-1 Amazon Echo Dot(アマゾンエコードット)第2世代
- シリーズ内でもっとも小さく価格が安いエントリーモデル
- 音声AIアシスタントのAmazon Alexa搭載で小さいながら機能は他とほぼ変わり無し
- 音質は悪いので音楽を聴く用途には適していない
- Echo Dot(第2世代)の魅力的なポイント
- Amazon Alexa(アレクサ)の基本機能であるAlexaスキル・天気やニュースを聞く・音楽の再生などは一通り使えるので、コストパフォーマンスはかなり高い機種だと言えます。場所もとらないためデスクの上やテーブルの上においても邪魔になりません。
Amazonでのレビュー
2018年11月末時点でレビュー数は3,095、評価は星3.9です。他と比べ断トツにレビューが多いです。
高評価レビューは「コンパクトで安く、お試しにはちょうど良い」といった内容でした。車に持ち込んで使っているという方も!低評価レビューにはやはり「音質が良くない」という内容がありましたが、そもそも音質に期待せず外部のスピーカーと接続して使っている方も多いようです。
※この機種は2019年1月現在Amazonで購入できません。第3世代が出て、世代交代の為に在庫を売り切ったと思われます。
2-2 Amazon Echo Dot(アマゾンエコードット)第3世代
- エコードット第2世代から音質とデザインが変更されたモデル
- 音質はかなり改善された印象だが価格は据え置き
- ファブリック素材を用いたデザインで部屋に馴染みやすい
- Echo Dot(第3世代)の魅力的なポイント
- エコードットの第2世代で難点だった音質がかなり改善されましたのでさらにコスパは高くなりました。とりあえずスマートスピーカーを使ってみたいという方にはオススメ。今からエコードットの購入を検討するのであれば間違いなくコチラを選んでください。
Amazonでのレビュー
2018年11月末時点でレビュー数は94、評価は星4.2です。
高評価レビューには「音が第2世代とは比べ物にならない!」「小さいので邪魔にならない」ことが挙げられていました。低評価レビューには「電源がUSBではなくなったので車では使えない」というような意見がありました。
3-3 Amazon Echo(アマゾンエコー)
- Amazon Echoシリーズのミドルスペックモデル
- BGMとして音楽を聴くには十分な音質
- Plusとの違いはスマートホームハブが搭載されていないこと
- Echoの魅力的なポイント
- エコードットからは格段にスピーカーが良くなり、上位モデルのEcho Plus第1世代ともスピーカーの差はほとんどないので音楽を聴くには十分な音質があります。
Amazonでのレビュー
2018年11月末時点でレビュー数は1,902、評価は星4.0です。
高評価レビューには「この大きさでこの音質は素晴らしい」ということが挙げられていました。低評価レビューには「お試しはDotで良いし、高音質なものが欲しいならPlusを買うのでEchoの立ち位置が微妙」というような声がありました。
3-4 Amazon Echo Plus(アマゾンエコープラス)第1世代
- Amazon Echoシリーズの最上位モデル
- BGMとして音楽を聴くには十分な音質
- スマートホームハブ内蔵で家電操作にメリットが
- Echo Plus(第1世代)の魅力的なポイント
- 高品質なスピーカーを搭載しているので音楽を聴くには最適なモデルです。また、スマートホームハブを搭載しているのでハブが必要な家電でも別途ハブを買うことなく操作できます。
Amazonでのレビュー
2018年11月末時点でレビュー数は608、評価は星3.9です。
高評価レビューには「Philips Hueのライトコントロールは本当に便利」「単体でも思った以上に音が良い」ということが挙げられていました。低評価レビューには「普段あまり音楽を聴かず、使うとしても天気やニュースを聞いたりなので最上位機種は高い買い物になってしまった」というような声がありました。自分の目的に合った機種でないと持て余してしまうかもしれませんね。
※この機種は2019年1月現在Amazonでは購入できません。第2世代が出て、世代交代の為に在庫を売り切ったと思われます。
3-5 Amazon Echo Plus(アマゾンエコープラス)第2世代
- Amazon Echoシリーズの最上位モデルがさらに音質改善
- 2つ繋ぐとステレオスピーカーに
- 温度センサーが追加され部屋の温度も確認可能
- Echo Plus(第2世代)の魅力的なポイント
- 第1世代からさらに音質が良くなり、温度センサーも搭載されたのに価格はそのままです。2つ繋げるとステレオスピーカーとして使えるので音楽を聴くなら間違いなくコチラをおススメします。
Amazonでのレビュー
2018年11月末時点でレビュー数は24、評価は星3.7です。
高評価レビューには「音楽が360°良い音で聴ける」「音声認識が良い」ということが挙げられていました。低評価レビューには「2.1chステレオ再生はAmazon Musicなどのストリーミングサービスのみ対応なのが残念」というような内容でした。
3-6 Amazon Echo Spot(アマゾンエコースポット)
- 小さな円形ディスプレイ付きモデル
- 音声だけじゃなく目から情報が手に入る
- スキルや音声ショッピングなどが画面対応で便利に
- Echo Spotの魅力的なポイント
- アマゾンエコーシリーズの小型ディスプレイ付きモデルです。音声だけでは確認しずらかった情報が目で見れるので格段に便利になりました。カメラで写真も撮れますし、コール・メッセージ機能を使うとビデオ通話もできます。
Amazonでのレビュー
2018年11月末時点でレビュー数は465、評価は星3.9です。
高評価レビューには「音楽を聴くと画面に歌詞が出るのに感動」「レシピ動画のスキルが便利」ということが挙げられていました。低評価レビューには「画面があっても小さいのでそれほど見ない」というような声がありました。
3-7 Amazon Echo Show(アマゾンエコーショウ)
- アマゾンエコーシリーズの大型ディスプレイ付きモデル
- 声で指示するだけでPrime Videoなどがスムーズに見れる
- スキルや音声ショッピングなどが画面対応で便利に
- Echo Showの魅力的なポイント
- 2018年12月12日ついに発売されたアマゾンエコーシリーズの大型ディスプレイモデルです。Spotよりも圧倒的に画面が大きく画質も良いですし、料理中など手が塞がっている時にレシピ動画を見るのにも便利です!通話機能でテレビ会議がすぐにできるのも魅力です。
Amazonでのレビュー
2018年12月頭時点でレビュー数は6、評価は星3.1です。
まだ発売から間もないためレビュー数は少ないです。高評価レビューには「大画面に各種情報を表示してくれるのでAlexaへの親近感と使いやすさが増す」「本体のスピーカーが非常に優秀」ということが挙げられていました。低評価レビューには「サイズと値段が大きいのでEcho Spotで十分かも」というような意見も。
3-8 Amazon Echo Show5(アマゾンエコーショウファイブ)
- アマゾンエコーシリーズの小型ディスプレイモデル
- ディスプレイ付きデバイス初の1万円未満!
- スキルや音声ショッピングなどが画面対応で便利に
- Echo Show5の魅力的なポイント
- 2019年6月26日に発売されたばかりのディスプレイ付きデバイス。Echo Spotよりも画面が大きく表示されている内容が確認しやすいく、サイズ感もコンパクトなので置き場所に困らない。また価格も1万円以下とリーズナブルな設定がGood。コスパが良いスマートスピーカー。
Amazonでのレビュー
2019年7月頭時点でレビュー数は148、評価は星4.2です。
発売されてから1ヶ月も経っていませんがレビュー件数は多いですね。人気が集まってる証拠かもしれません。高評価レビューには「質感・音質は価格以上」「Echoシリーズはほぼ全モデル購入、愛用していますが、Echo Show 5の完成度の高さには本当に感心させられました」などの声がありました。低評価レビューには「マイク感度が悪い」というような意見も。
目次に戻る4.Amazon Echoシリーズの音質を比較
Alexaが音楽ストリーミングサービスに対応していることから、音楽鑑賞目的で購入する方もいるでしょう。
音質についてはスピーカーサイズをまとめた表を作りました。実際に音を聴いてみた印象としてはやはりサイズが大きいほど迫力があります。
比較をするとEcho Dotがもっとも音質が悪く、音楽を聴く用途には適していません。サイズ的にももちろんそうなりますよね。ただ聴けないレベルでは無いのでご安心を。
音楽を聴く用途で使いたい方はEcho ShowかEcho Plusを選ぶと良いです。
また、どの機種も外部のスピーカーと繋げられるのでBluetoothスピーカーなどをお持ちの方はEcho Dotなどでも十分かもしれません。
現状ではスピーカー単体でもっとも音質が良いのはEcho ShowもしくはEcho Plusです!
目次に戻る5.特徴的な機能
5-1 Echo plusに搭載されているスマートハブについて
Amazon Echo Plusにだけ搭載されている「スマートホームハブ」について紹介していきます。
スマートホームハブはブリッジ(ハブ)を必要とするスマートホーム家電を使用する際に、ブリッジ(ハブ)の役割を果たしてくれます。
※ハブというのは、無線LAN機能を搭載していないライトなどのデバイス等をAmazon Echoと繋げるために必要な中継機のような存在です。
ハブが必要なのは例えばPhilips Hueシリーズなどがあげられますが、ハブが必要な家電の為にいちいち購入すると高くつくので家電操作がしたい場合はecho plusを購入するといいと思います
5-2 Echo plus(第2世代)に搭載の温度センサーとは
その名の通りEcho Plus(第2世代)が置いてある部屋の温度を確認することができるセンサーです。
温度センサーが内蔵されているAmazon Echoシリーズは現在、Echo Plus(第2世代)のみ。詳しくは下記の記事をお読みください。
5-3 Echo SpotやEcho Showのディスプレイでできること
ディスプレイがあるので、他の機種では耳で聞くしかなかった情報を目でも確認することができます。
Amazonショッピングで商品が見れる他、YoutubeやPrimeビデオなどが再生できたり、ディスプレイ対応のスキルもあるという利点については各機種紹介で述べましたが、Echo SpotやEcho Showでコール・メッセージ機能を使うとテレビ電話になるんです!
これで遠く離れた家族とコミュニケーションを簡単にとったり、留守番のペットの様子を確認することもできます。
特にエコーショウは画面が大きく画質もいいので、コミュニケーションが取りやすいと思いますし、今までPCを開いて行っていたテレビ会議もこれで簡単にできると思います!
Spotでコールメッセージを使ってみた様子を動画にしてみましたので参考にご覧ください!
6.Amazon echoシリーズの比較まとめ
これまで色々な面で比較してきましたが、タイプ別にオススメな機種を紹介して終わりたいと思います!
6-1 価格重視!低価格でスマートスピーカーを楽しみたい方
Amazon Echo Dot(エコードット)を購入しましょう。Echoシリーズの中でも1番の低価格でなおかつ他のBluetoothスピーカーとの連携も可能なので音質が気になる方でもBluetooth接続すれば音質の面はカバーできます!
今後、スマートホーム化をしたいと考えた場合でも家電リモコンさえ購入すればスマートホーム化は可能!さらにdotと家電リモコンの値段を足してもAmazon echo plusの金額程にはならないのでお得に済みます!
まずどんなものか試しに使ってみたいという方はぜひコチラをお買い求めください!
6-2 音質重視!音楽の再生にこだわりたい方
Amazon Echo Plus(エコープラス)もしくはEcho Show(エコーショー)を選びましょう!スピーカー単体で再生する音質はこの2つが断トツで良いです!
さらにエコープラス第2世代なら、2台繋げることでステレオのスピーカーとして再生することもできます。ステレオ環境を作りたい場合はEcho Plusがおすすめです!
アマゾンエコーシリーズはBluetooth接続で外部スピーカーとの連携も可能なので、すでに音質の良いBluetoothスピーカーをお持ちの方はEcho DotやEchoでも問題ありません。
6-3 家電操作重視!スマートホームを簡単に作りたい方
スマートホームハブが内蔵されているEcho PlusもしくはEcho Showがおすすめです。echoシリーズの中でも値段の張る方のスピーカーですが、例えばエコーを購入してハブを別途購入するとエコープラスの値段を越してしまいます。少しでもスマートホーム化をしたいと考えている方は、この2つがおすすめ!
ただもちろんEcho DotやEchoでもスマートホーム化はできますので、そこはお財布との相談ですね。
6-4 さいごに
今回はアマゾンエコーシリーズ6種類での比較でした。AIアシスタントのアレクサはスキルの活用や家電操作の面でも他のAIと比べて一歩リードしている感はあります!これからも機能がどんどん発表されることは間違いないですので、是非検討してみてください!
当サイトでは、Amazon echoの製品情報ページも用意しています。比較記事とはまた別の情報が確認出来るので是非チェックして下さい!